データバーの横棒を別のセルに表示
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(data-bar-graph.xlsx 9.16KB)
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「データバー」は、セル内の数字を、横棒グラフのように表現した棒のことで、数字と同じセルに、同居するように表示されます。
でも、ちょっとだけ工夫すると、数字とデータバーの横棒を、別のセルに表示することができます。
このページでは「データバーの基本は分かってまーす」ということを前提にしていますので、基本が不安な方は、まずは「データバーでセル内に数字と横棒グラフを一緒に表示」をご覧ください。
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「同居」が前提のデータバーに「セル参照」という工夫
冒頭でもお話ししたように、データバーは数字と同じセルに「同居」したものです。
逆に言ってしまえば、データバーという横棒を表示したいセルには、数字が入力されていないといけません。
というわけで、まずはデータバーを表示したいセルに、その横棒の元となる数字が表示されるようにします。
例えばこの表で、C1番地にデータバーを表示したい場合、その横棒の元となる数字は、B1番地に表示されているわけですから、
データバーを表示したいC1番地を選択し、「=(イコール)」を入力。
このセルにはB1番地と同じデータを表示してね、という意味でB1番地をクリック。
「=B1」という、「このセルにはB1番地と同じものを表示してね」という設定ができたので、[入力]ボタンで数式を確定します。
この設定で、B1番地を変更したら、C1番地も自動的に変わる、「セル参照」という連動関係を設定できたので、
オートフィルで、残りのセルにも数式をコピーします。
データバーの設置
数字と同居が前提のデータバーを表示したいセルに、数字を準備できたので、早速データバーを表示させます。
データバーを表示したいセルを範囲選択し、
[ホーム]タブ、
[スタイル]グループの、[条件付き書式]ボタンをクリック。
[データバー]にマウスポインターを合わせ、一覧から、好みの色のデータバーをクリックで選択します。
データバーを設置できました!
棒のみ表示
データバーが表示されているセルは、棒だけが表示されて、数字は見えないようにしたいので、データバーの設定を変えていきます。
データバーが設置されているセルならどれでもいいので、どれか1つのセルを選択し、
[ホーム]タブ、
[スタイル]グループの、[条件付き書式]ボタンをクリック。
[ルールの管理]をクリックします。
ダイアログボックスが表示され、選択したセルに設定されている条件付き書式が一覧表示されます。
図の例では、選択したセルにはデータバーしか設置されていないので、一覧には1つしか表示されていません。
ルールの名前か、書式のサンプルのところをクリックすると、設定を変更したいデータバーを選択できるので、[ルールの編集]ボタンをクリックします。
選択したデータバーの詳しい設定内容が表示されるので、[棒のみ表示]にチェックを付け、[OK]ボタンをクリックします。
最初のダイアログボックスに戻ってくるので、更に[OK]ボタンをクリックします。
数字と同居が前提のデータバーで、棒のみが表示されるように設定したので、数字と同居はしているものの、棒のみが表示されています。
そして、C列に本当はあるけれど見えないようになっている数字は、B列とセル参照で連動関係にしているので、
B列の数字を変更すれば、表には見えていないC列の数字も連動して変わり、結果、見えていない数字と同居しているデータバーの棒の長さも、自動的に変わってくれます!
あとは、列幅を変更して見栄えを整えます。
最小値や最大値、色の変更
データバーは、自動的に最小値と最大値を判断して、横棒の長さを決めるので、
もし、最小値が「0」、最大値は「100」としたデータバーにしたい、といった場合や、データバーの色を変えたい場合には、
データバーの設定を変更します。
変更の仕方は、
「データバーでセル内に数字と横棒グラフを一緒に表示」ページの
でご覧いただけます。
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