「0」が消える！数字先頭のゼロが消えないようにするには

先頭に「0」が付いた数字を入力し、Enterキーで入力を確定した瞬間、

先頭の「0」が消えた！
これは是非とも知っておきたいExcelあるある。

「文字のイメージで使う数字を入力しまーす、だから勝手に直さないでー」とExcel様にお知らせしたいセルを範囲選択します。
範囲選択したセルのところならどこでもいいので、マウスポインターが白い十字の形で右クリック、

「いやいやいや、既に入力してあるところのゼロが無いやんけ」となりますが、そこはこの後にご説明するので、まずは本当に設定がうまくいっているか確認してみましょう。

文字列の表示形式を設定したいずれかのセルを選択し、先頭に「0」が付いた数字を入力、Enterキーで入力を確定すると、

今度は先頭の「0」が消えず、ちゃんと表示されています！
更に、文字列の表示形式を設定後に数字を入力すると、セルの左上に緑の三角マークが付きます。
これについては、「左上の緑の三角」の章でご説明します。

文字列の表示形式を設定しても、設定前にExcel様が消してくれた「0」は復活しません。
設定前にExcel様が「0」を消したセルを選択して数式バーを見ると、そのセルに入力されているものを確認できるわけですが、既にExcel様が「0」を消しているので、先頭のゼロ自体がもう存在していないのです。

でも、セルには「勝手に直さないでねー」という設定をしたので、改めて入力し直し、Enterキーで入力を確定すれば、

今度はちゃんと先頭の「0」も表示されます！

文字列の表示形式を設定したセルに数字を入力すると、セルの左上に緑の三角が付きます。

緑の三角が付いているセルを選択すると、注意マークが表示されるので、それをクリックすると、

でも、緑の三角がウザい！という場合は、緑の三角が付いているセルを範囲選択し、表示された注意マークをクリック、

範囲選択したセルすべての、緑の三角を消すことができます。

今回のゼロが消える現象は、数字を入力したにも関わらず、先頭にゼロが付いていたため、計算式で書くときのような数字じゃないじゃん、先頭のゼロはいらないでしょ、とExcel様が勝手に消したのが事の発端。

数字と文字の組み合わせの場合は、Excel様はそれを「文字」と認識するので、予め文字列の表示形式を設定しなくても、先頭のゼロが消えることはありません。
試しに、文字列の表示形式を設定していないセルを選択し、先頭がゼロになっている、数字と文字の組み合わせを入力し、Enterキーで入力を確定すると、

先頭のゼロは消えません。

【動画は音が出ます】 せっかく文字列の表示形式を覚えたので、数字とハイフンを入力したときに起こる「勝手に日付あるある」で、更に経験値をアップしておきましょう！
どうしてそんなことが起きてしまうのかが分かれば、ぜーんぜんビックリしなくなります。