パソコンで音声入力【Windows 10】

  • Windows 10

Windows 10には、もともと音声認識の機能が備わっていて、これからご紹介する簡単な設定をしてあげれば、様々なことを声で操作できるようになります。
WordやPowerPointでの文章入力も、しゃべるだけで入力できてしまいます!

マイクは外付けでも内蔵でもOK

音声入力のためには、あなたの声をパソコンで認識できるようにするため、最低限、マイクが必要です。
パソコンにマイクが内蔵されていれば、それでOKですし、内蔵されていなかったり、もっとハッキリ音を拾うようにしたい!というような場合には、外付けのマイクを準備します。

私のパソコンには、マイクは内蔵していなかったので、このマイクを買いました。
Amazonでのレビューが高評価だったのが購入の決め手ですが、安いのにしっかり音を拾ってくれます。

外付けのマイクを新たに購入された方は、これからご紹介する操作の前に、取扱説明書などに従って、マイクをパソコンに接続し、お使いのパソコンでマイクが使えるよう設定しておきます。

Windows 音声認識の初期設定

Windows 10の音声認識を、初めて使う際は、初期設定が必要です。
といっても、難しい設定ではありませんし、一回やってしまえば、それ以降は必要ありません。
それでは早速、初期設定をしていきましょう!

タスクバーの[ここに入力して検索] 画面左下の[ここに入力して検索]のところでクリックすると、その欄に文字カーソルが入るので、

検索結果で[Windows 音声認識]をクリック 「音声認識」と入力します。
すると、この機能を使いたいのでは?と候補が表示されるので、その中から[Windows 音声認識]をクリックします。
[Windows 音声認識]と、「Windows」という言葉が最初につかない[音声認識]というものの両方が表示されても、選ぶのは[Windows 音声認識]です。

音声認識のセットアップ 画面にこのようなものが表示されます。
ここで聞かれることに答えていくだけで設定が終わるので、早速操作していきますが、もし、この画面ではなく、

音声認識のツールバー 画面のどこかに、このようなツールバーが表示された方は、既にこれからご紹介する初回の設定は終わっていますので、「音声入力してみよう」の章にお進みください。

音声認識のセットアップ それでは設定を開始します!
[次へ]をクリックします。

マイクの種類を選択 まずはマイクの種類を選びます。
ご自分が持っているマイクの種類を選択します。
私のマイクはヘッドセットマイクでもないし、デスクトップマイクでもないので、どれを選ぶかとても迷いましたが、何となく似ている[ヘッドセットマイク]を選択しました。
もし、内蔵マイクならば、[その他]を選択すれば良いと思います。
[次へ]をクリックします。

画面のメッセージを確認 画面のメッセージを確認し、[次へ]をクリックします。

画面に表示された文章を読む 画面に表示された文章を、声を出して読み上げます。
読み終わったら、[次へ]をクリック。

画面のメッセージを確認 画面のメッセージを確認し、[次へ]をクリックします。

音声認識の精度を上げるようにするかを設定 文書やメールの内容を調べて、音声認識の精度を上げるようにするかを設定します。
これ以降の設定は完全にお好みです。
私の場合は、この設定は有効にしました。
[次へ]をクリックします。

音声認識をONにするときの設定 音声認識をストップしているときに、「音声認識をONにしたいなぁ」と思ったら、手動でONにするのか、音声でONにするのかを選びます。
私は手動にしました。
[次へ]をクリックします。

[リファレンスカードの表示] [リファレンスカードの表示]をクリックすると、このWebページが表示されます。
印刷して持っていてもいいですし、いつでも見れるので印刷しなくても構いません。
印刷せずとも、一度目を通しておくと、「へぇ、こんなこともできるんだ〜」となかなか役に立ちます。
[次へ]をクリックします。

パソコンの起動時に自動的に音声認識もONにするか パソコンを起動したときに自動的に音声認識もONにするかどうかを設定します。
私の場合はチェックを外して、パソコン起動時にONにならないようにしました。
[次へ]をクリックします。

チュートリアルを開始するかどうか [チュートリアルの開始]をクリックすると、Windowsの製造元であるマイクロソフト社のWebサイトで、音声認識の使い方の動画を見ることができますが、なぜかWindows 8.1で、しかも英語の動画だったりします。
私は英語はさっぱりなので、[チュートリアルを実行しない]をクリックしました。

音声認識のツールバー さぁ、これで設定は完了!
画面にこのようなツールバーが表示されます。
ツールバーを別の位置に動かしたい場合には、文字が表示されている黒いパネルの部分など、ボタン以外のところだったらどこでもいいのでマウスポインタを合わせ、ドラッグすれば移動できます。

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音声入力してみよう

音声認識のツールバー ツールバーにある丸いボタンが、音声認識のON/OFF、またはON/スリープを切り替えるボタン。

先ほどの初期設定の際、音声認識を手動でONにするのか、音声でONにするのかを選びましたが、手動でONにする方を選んだ場合は、この丸いボタンでON/OFFの切り替えができます。
音声でONにする方を選んだ場合は、この丸いボタンでON/スリープを切り替えることができ、それに加えて、「聞き取りを開始」「聞き取りを停止」としゃべることで、ON/スリープの切り替えができます。
OFFは機能を止めている状態なので、音声では再開できませんが、スリープはいわゆる「待機」の状態なので、音声でも再開できるわけですね。

ツールバーのボタンが青色 ツールバーの丸いボタンが青色で、「聞き取ります」と表示されているときは音声認識ができる状態です。

Windows 音声認識は、音声入力だけではなく、操作もできます。
「エクセルを開く」とか「エクセルを起動」と言うと、お使いのパソコンにExcelが入っていれば、Excelを起動できます。
(ただし、Excelでは音声入力はうまくできません。)
それなのに、「ワードを開く」とか「ワードを起動」と言うと、私の場合は最初だけうまくWordを起動できたのですが、それ以降は「ワードパッド」という、別のソフトが起動しました。
うまくいかなければ、仕方がないので、マウスを使ってWordを起動してみてください。

Wordが起動できた Wordが起動できたら、入力したい文章をどんどん話していきます。
句読点については「てん」「まる」と言えばいいですし、改行もそのまま「かいぎょう」と言うだけでOK。
今回は下のような文章を入力してみました。

意見募集について
前述のように、当社では積極的に社員の皆さんの意見を募集しています。
人事課前の掲示板に特にお聞きしたい意見を掲示しています。テーマ以外のご意見も歓迎します。
ご意見は、掲示板の近くに意見箱を設置してありますので、用紙に記入し投函ください。
テーマによっては、人事課でアンケートを作っているものもあります。その場合は、各課の所属長を通じて全員に配布させていただきますので、回答は同じく人事課前の意見箱に各自で投函をお願いします。

音声で入力されたデータ で、実際に音声で入力したデータがこれ。
黄色くマークしたのが、うまく入力できなかった部分です。
完璧な入力とは言えませんが、キーボードでの入力が苦痛になっている方にとっては、なかなか心強い機能だと思います。
もちろんこれは、声や話し方で結果が異なり、この後に私がもう一度同じ文章を音声入力したときにはひどい結果でした。
ただ、これも、「音声認識トレーニング」というものをすることで、かなり認識の具合が良くなります。

そして今回は、音声入力がどんな感じになるのかを見るため、例文を最後までひと通り読みましたが、実際の入力では、うまく認識されていないところや、誤変換されているところを、音声で修正しながら入力していくことができます。
そうすることで、精度を上げていくことができます。

また、Window 10の音声認識機能を使って音声入力できるのは、一部のソフトだけのようです。
Word、PowerPointではデータを音声入力できましたが、Excelでは入力はうまくいきませんでした。
Webページを作るソフト「Dreamweaver」も、音声入力できませんでした。

再度、Window 音声認識を起動したい時には

[×]ボタン ツールバーの丸いボタンのクリックで、音声認識のON/OFF、または、ON/スリープを切り替えられるわけですが、[×]ボタンをクリックすると、ツールバーが閉じ、音声認識が終了します。

タスクバーの[ここに入力して検索] 再度、Window 音声認識を起動したい時には、画面左下の[ここに入力して検索]のところに、

検索結果で[Windows 音声認識]をクリック 「音声認識」と入力し、表示された候補の中から、[Windows 音声認識]をクリックします。

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