2つの利点:フォントサイズの拡大/縮小ボタン

練習用データ(33.8KB)
Word 2021, 2019, 2016 Microsoft 365 Excel 2021, 2019, 2016 Microsoft 365 PowerPoint 2021, 2019, 2016 Microsoft 365
Microsoft 365は、バージョン2305で動作確認しています。
解説記事内の画像はPowerPoint 2021のものです。

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[フォントサイズ]ボックス

フォントサイズを変えるには、[フォントサイズ]ボックスを使う方法と、

[フォントサイズ]ボックス

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンを使う方法があります。
でも、[フォントサイズ]ボックスがおなじみ過ぎて、この[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンって使う必要ある?となってしまいがちですが、実は2つの利点があります!

目次

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フォントサイズが違っても変更できる!

違うフォントサイズの文字が入った図形

2つの図形のうち、左側の図形は、同じ図形内にフォントサイズの違う文字があります。
そして、右側の図形にも、左側の図形とは違うフォントサイズの文字があります。

[フォントサイズ]ボックスから選ぶ

[フォントサイズ]ボックスを使うと、「ここは必ず何ポイントにして」という指令を与えていますので、

選択した図形内の文字すべてが指定した大きさに統一される

選択した図形内の文字すべてが、指定した大きさに統一されます。
練習用データを操作しながらご覧いただいている方は、[元に戻す]ボタンをクリックしてください。

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタン

ですが、[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンは、それぞれが「1段階ずつ大きく/1段階ずつ小さくしてください」という指令なので、

それぞれ1段階ずつ大きくしたり小さくしたりできた

ボタンを押すごとに、異なったフォントサイズのまま、それぞれ1段階ずつ大きくしたり、小さくしたりできます!
Word 例外があるので、このまま読み進めてください。

Wordでの注意ポイント

複数の図形を選択

Word
複数の図形を選択している場合は、

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンが使えない

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンは使えません。

図形を1つだけ選択

図形を1つだけ選択している場合や、

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンが使える

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンを使えます。

また、[フォントサイズの拡大]や[フォントサイズの縮小]ボタンでフォントサイズを変えた場合も、今何ptになっているかは[フォントサイズ]ボックスに表示されます。

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンが使える

ですが、選択箇所にフォントサイズが異なる文字がある場合には、このように空欄で表示されるので、「選択範囲のフォントサイズは、すべて同じではなく、バラつきがあるんだな」という風に考えます

Excelでの注意ポイント

複数の図形を選択

Excel
図形の場合は、複数選択している場合でも、

[フォントサイズ]ボックスの表示にプラスがつく

異なったフォントサイズのまま、問題なくそれぞれ1段階ずつ大きくしたり、小さくしたりできます。
このとき、選択したもののフォントサイズが異なるときは、[フォントサイズ]ボックスの表示は「このサイズの他にも別のサイズがあります」という意味で、プラスが付きます

セルを選択

ですが、セルを選択している場合は、

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンが使える

[フォントサイズの拡大]や[フォントサイズの縮小]ボタンを使えるものの、

フォントサイズが統一されてしまう

フォントサイズが統一されてしまいます。
セルに入力された文字の場合は、異なったフォントサイズのままの変更にはならず、統一されてしまいます

フォントサイズが統一されてしまう

この時、[フォントサイズの拡大]や[フォントサイズの縮小]ボタンを使ったとはいえ、フォントサイズが統一されてしまうため、[フォントサイズ]ボックスの表示は、現在のサイズがそのまま表示されます。

PowerPointでの注意ポイント

[フォントサイズ]ボックスの表示にプラスがつく

PowerPoint [フォントサイズの拡大]や[フォントサイズの縮小]ボタンでそれぞれ1段階ずつ大きくしたり、小さくしたりすると、選択箇所のフォントサイズが異なる場合は、[フォントサイズ]ボックスの表示は「このサイズの他にも別のサイズがあります」という意味で、プラスが付きます

フォントサイズをいくつにすればいいか分からないときに便利

[フォントサイズの拡大]や[フォントサイズの縮小]ボタンの2つ目の利点を見ていきましょう。

[フォントサイズ]ボックスから選ぶ

[フォントサイズ]ボックスでは、選択肢が出るので、いきなり何ptと決めなければいけませんが、

[フォントサイズ]ボックス

[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンでは、今の状態から大きく、小さくだけとりあえず決めれば、あとは1段階ずつポンポンとサイズを変えていけるので、変わってゆく過程からベストなフォントサイズを見つけられます

[フォントサイズ]ボックスから選ぶ

ただし、気をつけたいのは、[フォントサイズの拡大]と[フォントサイズの縮小]ボタンは、「1段階ずつ」の変更だということ。
1ptずつではありません
[フォントサイズ]ボックスの一覧と同じように増減していきますので、10.5ptの次は11ptですし、12ptの次は14ptとなります。

フォントサイズの拡大/縮小のショートカットキー

Word PowerPoint
ボタンではなく、下記のキーでも、押すごとに1段階ずつフォントサイズを変更できます。
このショートカットキーは、WordとPowerPointのみです。
Excelでは、図形内の文字に対してはこのショートカットキーが使えますが、セル内の文字には効かず、別の挙動となってしまいます。

拡大CtrlShiftキーを押したまま>キー
縮小CtrlShiftキーを押したまま<キー

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