図形内の文字や、ワードアートの文字を90度回転させることができます。
ただ、「回転させる」ではなく、「文字の方向を変える」と考えた方が、今回の操作は覚えやすいです。
今回の操作では、Wordだけ「文字列の折り返し」が影響して、操作が若干異なります。
しかもWord 2010と2007では微妙に違ったりして、ちょっぴり発狂しそうになりました(笑)。
最後の方にWordをお使いの方用の操作方法を掲載していますが、そこだけ読むのではなく、このページを上から順番にお読み頂いた方が分かりやすいです。
まずは、方向を変えたい文字が入っている図形、テキストボックス、ワードアートを選択します。
マウスポインタが十字の形で右クリック、[図形の書式設定]をクリックします。
表示されたダイアログボックスの左側で[テキストボックス]を選択し、更に右側の[文字列の方向]の[▼]をクリックし、
[右へ90度回転]か[左へ90度回転]を、好みで選びます。
文字列の方向を変えることができました!
それにしても、この操作って使うことあるの?と思ったりしますが(笑)、左のようなものを作る時などに意外と重宝しますヨ。
Word 2010の場合はこうなります
Word 2010の場合は、図形やテキストボックス内の文字でも、ワードアートの文字でも、文字列の方向を変えることができますが、「文字列の折り返し」が「行内」に設定されているのか、「行内以外」に設定されているのかで、操作が変わります。
【文字列の折り返しが行内以外の場合】
文字列の折り返しが行内以外の場合は、先程までと全く同じです。
図形やワードアートを選択後、マウスポインタが十字の形で右クリック、[図形の書式設定]から設定できます。
また、図形やワードアートを選択後、[ページレイアウト]タブの[文字列の方向]ボタンを使ってもOKです。
【文字列の折り返しが行内の場合】
文字列の折り返しが行内の場合は、図形やワードアート全体が選択されている状態ではうまくいきません。
下の図のように、図形やワードアートの中に文字カーソルが入っている状態で、[ページレイアウト]タブ、[文字列の方向]ボタンをクリックして方向を変えます。
Word 2007の場合はこうなります
Word 2007のワードアートの場合、残念ながら今回のような、90度に文字列の方向を変えることはできません。
なので、モノ自体をくるっと回す「回転」で代用します。
図形やテキストボックスの中に入った文字の場合は、操作できるのですが、「文字列の折り返し」が何に設定されているかで、ちょっとだけ注意点があります。
【文字列の折り返しが行内以外の場合】
その図形の文字列の折り返しが、行内以外に設定されている場合は、図形を選択し、[ページレイアウト]タブの[文字列の方向]ボタンで設定を行えます。
【文字列の折り返しが行内の場合】
その図形の文字列の折り返しが、行内に設定されている場合は、図形の中に文字カーソルが入っている状態でないと、[文字列の方向]ボタンが押せないので注意です。