SmartArtとはでご紹介している手順で編集作業を加えてきたSmartArt。
ここでは、最後にSmartArtの細部の調整をして、完成に持って行きます!
全体的なフォントサイズの調整
SmartArtは、SmartArt自体の大きさを変更することによって、連動して図形内の文字の大きさも変わってくれます。
また、SmartArtの色合いによって、文字の見栄えの印象が変わってくるので、全体的なバランスを整えるまでは、手出ししたい気持ちをおさえておさえて(笑)、文字そのものに対する編集作業はしてきませんでした。
ここまでの工程で、全体的なバランスは整え終わったので、とうとう解禁です!
まずは基準となるフォントサイズを決めてしまいます。
今のままでいいという場合には、このまま先に進みます。
この時、組織図では、全体の中で多数を占めるものを基準にして、調整するといいのではないかな〜と個人的には思っています。
左の図の組織図の場合は、オレンジの枠で囲まれた各図形が3文字となっており、その他の文字数はバラバラなので、これを多数を占めている部分と考え、基準として注目しながら、全体的なフォントサイズを調整してみます。
上の図のオレンジ枠内の各図形の文字を見ると、文字の大きさに対して、まだ少し図形の大きさに余裕があるので、もう少しだけフォントサイズを大きくしてみます。
先程のオレンジ枠内の部分は「調整のための基準」として注目するだけ。
あくまでも今回は全体的なフォントサイズを調整したいので、SmartArt全体を選択します。
SmartArt内の文字の大きさも、通常の文章と同様、[フォントサイズ]ボックスで変更できます。
ついでに好みで[太字]も設定してみます。
SmartArt全体を選択して操作を行ったので、SmartArt内の文字すべてが少し大きくなり、太字になりました!
左の図は縮小表示しているので、イマイチ文字の大きさが変わったことがわかりづらくなってますが、実際はちゃんと大きくなっています。
SmartArt内の文字すべてが大きくなったので、中には1行では収まらず、次の行に折り返ってしまったものもあります。
この時点では、あくまでも基準としたところが体裁よくなっていればOK。
それ以外の部分は例外対応として、下記のように部分的に調整を行っていきます。
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一部のパーツの調整
左の図の部分、1行では収まらず、次の行に折り返ってしまっています。
これを1行に収まるようにする方法は2つ。
その1つ目の方法は、フォントサイズを小さくする方法。
「器」である図形に対し、「中身」の文字が大きいと考えて、「中身」を小さくする考え方です。
フォントサイズを小さくしたい図形を選択し、[フォントサイズ]ボックスで変更します。
左の図は「営業部1課」の文字を小さくした例です。
その下の「営業部2課」と見比べてみると違いが分かります!
もう1つの方法は、文字が入っている図形を大きくする方法。
「中身」を入れる「器」を大きくする考え方です。
大きくしたい図形を選択後、サイズ変更ハンドルで大きさを変えられるわけですが、今回は「営業部1課」と「営業部2課」、両方の図形を大きくしたいので、
2つの図形を選択してから、どちらかの図形のサイズ変更ハンドルにマウスポインタを合わせ、ドラッグで大きさを変更します。
今回は横幅のみを変更するサイズ変更ハンドルを使ったので、
図形の横幅を大きくすることができました!
[拡大]ボタン
先程は、サイズ変更ハンドルを使って、図形を大きくしましたが、ボタンを使って大きくする方法もあります。
大きくしたい図形を選択後、
[SmartArtツール]−[書式]タブ、[図形]グループの[拡大]ボタンを押すと、
押すたびに、図形がひと回りずつ大きくなっていきます。
これでSmartArtの編集作業、すべてが終了です!
SmartArtとはでご紹介している手順のように、SmartArtの編集作業は、全体の大まかなバランスを整えてから、細部の調整をすると、作業が楽になるのではないかな・・・と個人的には考えています。