表示モード

PowerPointでは、スライドの作成・作成後の全体の流れの再考・発表といった、プレゼンに関する一通りの作業をPowerPointひとつで行えます。
作成する時にはこの表示モード、人に見せる時にはこの表示モード・・・という風に、その役目に合わせて、表示モードを切り替えながら作業していきます。

表示モードの切り替えは、[表示]タブ、[プレゼンテーションの表示]グループにあるボタンで行います。
表示モードの操作画像1

[標準]表示モード

表示モードの操作画像2 スライドを1枚ずつ作り込んで行く時に使うのが、[標準]表示モードです。
スライド作成の段階ではほとんどこの表示モードを使います。

表示モードの操作画像3 左側にはスライドの一覧が表示され、この一覧の中からどれかのスライドをクリックで選択すると、選択したスライドが右側のスライドペインに大きく表示されます。

右側の大きなスライドペインでスライドの作りこみを行います。

表示モードの操作画像4 左側のスライド一覧の上部には[スライド]タブと[アウトライン]タブがあります。
[スライド]タブが選択されている状態では、全スライドの一覧が表示され、[アウトライン]タブが選択されている状態では、全スライドの文字のみが表示されます。

[アウトライン]タブを選択すると、文字のみが表示されるので、余計なことにとらわれず、とりあえず文字だけ入力したい!といった時などに使います。

[スライド一覧]表示モード

表示モードの操作画像5 全スライドを一覧として見渡したい時に使うのが[スライド一覧]表示モードです。

「2枚目のスライドはやっぱり最後に話した方がいいから最後に移動しよう!」など、一覧を見ながら話の流れを再考できますし、この表示モードでスライドの順番も入れ替えられます。

[標準]表示モードの左側にもスライドの一覧が表示されるので、同様にスライドの順番も入れ替えたりできますが、なにぶんスペースが狭いので、スライドの枚数が多い時は、この表示モードの方が便利です。

また、いずれかのスライドをダブルクリックすると、ダブルクリックしたスライドを[標準]表示モードで見ることができます。

[スライドショー]表示モード

表示モードの操作画像9 作成したものを相手に見せる時に使うのが[スライドショー]表示モード。

画面いっぱいいっぱいにスライドが表示されます。
[Esc]キーを押せばスライドショーが終了します。

この[表示]タブ−[スライドショー]ボタンを使う方法以外に、スライドショー開始のショートカットキーでは、スマートにスライドショーを開始する技をご紹介しています!

[ノート]表示モード

表示モードの操作画像6 [スライドショー]表示モードで相手にプレゼンテーションする際、台本があるといいなぁと思う方も多いはず。
その「台本」を作るときに使うのが[ノート]表示モードです。

表示モードの操作画像7 左の図の枠内に忘れずに伝えたいことを入力し、前もって印刷しておけば、[スライドショー]表示モードでプレゼンしている最中、「あれ?ここで忘れずに話すこと何だっけ?」となっても、印刷しておいたノートを見れば大丈夫です。

表示モードの操作画像8 また、[標準]表示モードでのノートペインに入力してもOKです。

いちいち[ノート]表示モードに切り替えなくてもノートに入力できるので、スライドを作っているときに思い付いたことをとりあえず入力しておき、後でじっくりノート表示モードで入力したことを整理したり、見やすく書式設定したり・・・といった使い方ができます。

表示モードを切り替えるもう1つのボタン

表示モードの操作画像10 表示モードは画面右下にある、

表示モードの操作画像11 これらのボタンを使っても切り替えられます。

表示モードの操作画像12 [スライドショー]表示モードにするこのボタンは、先程の[表示]タブ、[スライドショー]ボタンを使う場合と少しだけ異なります。

[表示]タブ、[スライドショー]ボタンを使った場合は、必ず最初のスライドからスライドショーが実行されます。

それに対してこのボタンを使った場合には、現在表示されているスライドからスライドショーが始まります。
例えば[標準]表示モードで3枚目のスライドの作成作業をしていた時、「スライドショーで大きく表示されるとどうなるかな?」と確認したいことも多いはず。
そんな時にこのボタンを使えば、3枚目のスライドからスライドショーが始まってくれるので、作成作業中にちょっと確認したいぞ、といった時に便利です!

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