例えば、下の図のように、1つの文書内に別のヘッダーやフッターを設定したかったとします。
本来、ヘッダーやフッターは、全ページに同じ文字や図を表示させるための機能なので、普通にヘッダーやフッターを設定しても、このようにはなりません。
また、このような複数ページの文書があったとして、
その文書内の一部のページの印刷の向きを横に設定したかったとします。
このような場合も、ページ設定は基本的に文書全体に効いてくる機能なので、ただ普通に印刷の向きを設定すると、下の図のように文書全体の印刷の向きが変更されてしまいます。
そこで登場するのが「セクション」という考え方。
「セクション」というグループに分けることで、本来文書全体に効いてしまう機能が、セクションごとに個別に設定できるようになります。
例えば先程のような文書内の一部の印刷の向きを変えたい場合、1ページ・2ページ目は印刷の向きを縦、3ページ目は横、4ページ目は再度 縦に設定したいわけですから、全部で3つのグループに分けることで、各グループごとに印刷の向きを別指定できるようになるわけです。
上の図の文書は、全部で4ページあっても、3つにグループ分けされているわけですから、「4ページ3セクション」の文書となります。
では早速、具体的なセクション分けの方法をセクション区切りで一部を横向きにで見てみることにしましょう!