図形の重なりの順序変更

解説記事内の画像はWord 2013のものですが、操作方法は下記のソフト、下記のバージョンで同じです。
  • Word 2013, 2010, 2007
  • Excel 2013, 2010, 2007
  • PowerPoint 2013, 2010, 2007

図形の重なりの順序変更の操作画像02 左のような、図形、ワードアート、イラスト(図)。
これらはすべて図形とその仲間たちです。
これらを重ね合わせて、

図形の重なりの順序変更の操作画像01 こんな風にしたかったとします。

図形の重なりの順序変更の操作画像03 ところが、いざ重ね合わせてみると、思い通りに重ならず、地図のイラストが一番上になってしまっています。

Officeでは、挿入した順に、上に来るようになっています。
なので、地図のイラストを挿入した後、ひし形の図形、そしてワードアートの順に挿入していけば困らなかったわけですが、挿入する時にそこまで考えろって言われても・・・(笑)。
大丈夫です、挿入した後でも、簡単に順序を変更することができますヨ。

ちなみに、この順序を変更する操作は、図形とその仲間たちのための操作。
Wordをお使いの方で注意していただきたいのは、文字列の折り返しが[行内]になっているものは、たとえ図形といえども、普通に入力する文字と同じような状態になっているので、今回ご紹介する操作はできません。

さて、早速ここから解説をしていきますが、Office 2007だけ、ボタンなどに若干違いがあります。
しかも、他の記事でもさんざん出ていますが、Wordと、Excel&PowerPointでの違いもあったりします(笑)。
Office 2007をお使いの方は、最初から2007の部分だけ読んでしまうと分かりづらいので、他のバージョンの部分も含めて、順番に読み進めていってください。

早速、重なり順を変えてみよう!

図形の重なりの順序変更の操作画像04 まずは順序を変更したいものを選択します。

写真やイラストといった図や、クリップアートを選択した場合は[図ツール]、
図形やワードアートを選択した場合には[描画ツール]、
の[書式]タブ、[配置]グループの[背面へ移動]ボタンをクリックします。
この時、[▼]ではなく、絵柄がある方のボタンをクリックします。
図形の重なりの順序変更の操作画像07

図形の重なりの順序変更の操作画像06 ちなみにボタンが大きく表示されている場合も、[▼]ではなく、絵柄がある方のボタンをクリックします。

図形の重なりの順序変更の操作画像08 選択した地図のイラストが、1段階後ろに動きました。

今の時点で、「みやぎ」というワードアートの後ろには行ったけど、まだ ひし形の上に乗っかっている状態です。

図形の重なりの順序変更の操作画像09 そこで、もう一度[背面へ移動]ボタンをクリックすると、更にもう1段階後ろに動きました!

[背面へ移動]ボタンは、クリックする度に、選択したものを1段階ずつ後ろに動かします。

図形の重なりの順序変更の操作画像04 [背面へ移動]する前に話を戻します。

先程は、1段階ずつ後ろに動かしていきましたが、何段階もあるのに1段階ずつ動かしてられるかっ!という場合には、動かしたい図形を選択した後、

図形の重なりの順序変更の操作画像10 [背面へ移動]の[▼]をクリックし、[最背面へ移動]をクリックすれば、選択したものをひとっ飛びに後ろに動かすことができます!

もちろん、同じ考え方で、[前面へ移動]は選択したものを1段階ずつ前へ、
[▼]をクリックした時に表示される[最前面へ移動]では、選択したものをひとっ飛びに前に動かすことができます!
図形の重なりの順序変更の操作画像11

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右クリックでも!

図形の重なりの順序変更の操作画像12 この重なり順を変える操作は、右クリックでも行えます。

順序を変えたいものを選択後、選択したもののところで右クリックすると、[最背面へ移動]があります。

リボンでは、最初に表示されているのが[背面へ移動]なのですが、右クリックでは[最背面へ移動]になります。
もちろんこれをクリックすれば、ひとっ飛びに後ろに動かすことができますし、

図形の重なりの順序変更の操作画像13 更に表示されたメニューの中に、1段階ずつ動かす[背面へ移動]もあります。

Office 2007での操作はこうなります!

【Office 2007】
Office 2010以降では、リボンに最初に表示されているのが、[前面へ移動][背面へ移動]ですが、Office 2007では、[最前面へ移動][最背面へ移動]になっています。
図形の重なりの順序変更の操作画像14

そして、このボタンがある場所ですが、
写真やイラストといった図や、クリップアートを選択した場合は[図ツール]、
図形やワードアートを選択した場合には[描画ツール]、
の[書式]タブ、ということではあるのですが、
【Word 2007】
ExcelでもPowerPointでもなく、Wordの、しかもWord 2007でワードアートを選択した場合には、[ワードアートツール]の[書式]タブとなります。

図形の重なりの順序変更の操作画像16 また、右クリックでの操作も、最初にご説明したOffice 2010以降での操作と、基本的には同じですが、

図形の重なりの順序変更の操作画像15 ExcelでもPowerPointでもなく、Wordの、しかもWord 2007で、そして更にややこしいことに、図形またはワードアートを選択して右クリックした場合には、左の図のように[順序]にマウスポインタを合わせ、表示されたメニューから選ぶ形となります。

同じWord 2007でも、図形とワードアートの時にしかならないので、写真やイラストといった図や、クリップアートを選択した場合には、ExcelやPowerPointと同じメニュー表示になります。

更にもうちょっと詳しく書いておくと、描画キャンバス内では、図形やワードアートだけでなく、図でもクリップアートでも、右クリックした時に[順序]タイプのメニューが表示されます。
ややこしい・・・(笑)。

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