その年に撮影したベストショットを、ハガキに大きくあしらってみるのはどうでしょう?
作成のポイントは、写真をハガキ内にうまく収めるための、サイズ変更やトリミング。
ドラッグではなく、数値指定の方法を使って、すっきり収めます!
写真の挿入
「STEP1:共通設定編」では、用紙サイズや余白などを設定しました。
このページでご紹介する作成例は、「STEP1:共通設定編」で、
用紙サイズ | 葉書サイズ |
---|---|
印刷の向き | 横 |
余白 | 上下左右とも5mm |
に設定したものとして進めていきます。
それでは、本格的な作成に入っていきましょう!
まずは文書内にメインの写真を入れていきます。
文書内にカーソルを置いた状態で、
[挿入]タブ、[図]グループの、
【Word 2016・2013】
[画像]ボタンをクリックします。
【Word 2010】
[図]ボタンをクリックします。
【Word 2010】
ちなみに、Word 2010の[図]ボタンは、このようなボタンになります。
文書内に入れたい写真がどこにあるのかを指定するダイアログボックスが表示されるので、ダイアログボックス左部や上部を使って写真がある場所を指定し、
使いたい写真をクリックで選択後、[挿入]ボタンをクリックすれば、
文書内に写真を入れることができました!
写真の位置決め
今回の操作では、文書内の左上を基点にして、写真の位置やサイズを整えていきます。
写真を入れた直後は、文書内の左上と、写真の左上が微妙にズレているので、まずはここを合わせてしまいます。
写真を選択した状態で、
[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、[位置]ボタンをクリックすると、
一覧が表示されます。
[文字列の折り返し]グループの、一番左上をクリックすると、
文書内の左上と、写真の左上の位置がピッタリ合いました!
今後、何かの拍子にマウス操作を間違って、写真の位置を動かしてしまったとしても、再びこの操作をすれば位置が整いますので、是非覚えておいてください!
現在の写真はどんな状態?
さて、ここで、文書内に入れた写真の状態を見てみます。
あなたが入れた写真は、下のどちらの状態に当てはまりますか?
ハガキに対して、写真の横幅が足りない。
ハガキに対して、写真の高さが足りない。
デジタルカメラで写真を撮った時、カメラそのものの仕様や、カメラの設定によって、4:3や、16:9など、それぞれの幅と高さの比率で撮影されるため、文書に写真を入れた時にこのような違いが出てきます。
ここから写真をハガキ内にキレイに収める操作をしていきますので、自分に当てはまる方をご覧ください。
【写真の横幅が足りない】
このまま読み進めてください。
【写真の高さが足りない】
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写真の高さが足りない
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写真の横幅が足りない場合
写真の横幅が足りない場合、まずは横幅が足りるように、写真のサイズを大きくします。
ここで、写真の大きさはどれ位必要か考えてみましょう。
ハガキの大きさは、高さ 100mm × 幅 148mmです。
今回作成しているハガキは、「STEP1:共通設定編」で、上下左右の余白を5mmずつに設定していますので、この余白を引いた、高さ 90mm × 幅 138mm が、中身を入れられる領域です。
今回のデザインでは、ハガキの中身を入れられる領域いっぱいに写真を配置したいわけですから、写真の横幅は138mmまで大きくしなければいけないことになります。
というわけで、早速写真の横幅を138mmにしていきます。
写真を選択した状態で、
[図ツール]の[書式]タブの[サイズ]グループを見ると、[図形の高さ]ボックスと、[図形の幅]ボックスがあることが分かります。
今回は幅を変えたいわけですから、[図形の幅]ボックスの数字のところでクリックすると、数字が反転します。
反転していれば、これから入力する数字を上書きできるので、数字は消さなくてOKですヨ。
(もちろん消してもいいです。)
「138mm」にしたいので、「138」と入力(mmは入力しなくてOK)します。
文字カーソルがボックス内で点滅している状態では、まだ入力しますよ〜という状態なので、もう入力しませんよという合図で[Enter]キーを押すと、
ボックス内のカーソルが消え、「138mm」に設定されました!
この時、「137.99mm」のように、1mmにも満たないほどで、極々わずかに自動調整されていることがあります。
もうホントに、ちょっとの違いですから、これは気にしないでOKです。
というか、これは気にしちゃイカンです(笑)。
そして、写真の幅を大きくしたので、縦横比が変わらないよう、連動して写真の高さも大きくなっていることが、[図形の高さ]ボックスを見ると分かります。
実際の写真を見ても、写真の横幅は、ハガキの中身が入る領域いっぱいのサイズになりましたが、その分、最初から足りていた写真の高さが、更に高くなり、余白まで越えて、はみ出してしまっていることが分かります。
ここで高さを小さくしてしまうと、写真の縦横比が変わらないよう、連動して写真の横幅も小さくなってしまうので、また横幅大きくして〜、そしたら、高さが出ちゃったので、また高さを小さくして〜の延々ループなので(笑)、高さは小さくするのではなく、「余分な部分をカットする」という方法をとります。
写真のところで右クリック、[図の書式設定]をクリックします。
【Word 2016・2013】
画面の右側に作業ウィンドウが表示されます。
【Word 2016・2013】
4つ絵柄のマークがあるうちの一番右、[図]をクリックし、[トリミング]をクリックすると、
【Word 2016・2013】
設定できる項目がズラッと表示されます。
(逆に、最初から項目がズラッと表示されていたのに、その項目が見えなくなってしまった方は、もう一度[トリミング]をクリックすると、項目が表示されます。)
[トリミング位置]の[高さ]を、
【Word 2016・2013】
「90mm」に設定します。
設定の際はこの欄の[▼]を使うのも1つの方法ですが、この欄に予め入力されている数字を「90」に修正して[Enter]キーを押す方法だと、素早く修正できます。
これも、設定後に1mmにも満たないほどで、極々わずかに数字が自動調整されても、気にしない、気にしない(笑)。
【Word 2010】
ダイアログボックスが表示されるので、左側で[トリミング]を選択し、その右側に表示された[トリミング位置]の[高さ]を、「90mm」に設定し、[閉じる]ボタンをクリックします。
これも、設定後に1mmにも満たないほどで、極々わずかに自動調整されても、気にしない、気にしない。
トリミングを使って写真の高さを「90mm」にしたので、写真自体を小さくするのではなく、写真の余分な高さを削ることができました!
【Word 2016・2013】
この作業で使った画面右側の作業ウィンドウは、後で使うので出しっぱなしでOKです。
さて、トリミングを使って高さを削ったわけですが、写真のどの部分を削るのかを調整することができます。
ちょい前に使った[図形の幅]ボックスの隣にある、[トリミング]ボタンを使いたいので、写真を選択した状態で、[図ツール]の[書式]タブ、[サイズ]グループにある、[トリミング]ボタンをクリックします。
この時、[トリミング]ボタンは二重構造になっているので、[▼]ではなく、絵柄の方のボタンをクリックします。
写真の下部にグレーの部分が表示されていることが分かります。
このグレーの部分が削った部分。
先ほど[トリミング位置]の[高さ]に「90mm」と設定することで、写真の余分な高さを削りました。
削ったといっても、表面的に見えなくなっているだけで、完全にその部分を抹消したわけではないので、[トリミング]ボタンをクリックでONにしたことで、削って見えなくなっていた部分がグレーに表示されたわけです。
そこで、写真のカラーの部分にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが左の図のような十字の形になったら、[Shift]キーを押したまま上に向かってドラッグすると、
上に動いた分、削られて見えなくなっていた下の部分がカラーの枠内に入り、見えるようになりました。
その分、写真の上の部分が削られて、グレーになっていることが分かります。
この方法で、どの部分を見えるようにしたいか調整したら、
もう一度[トリミング]ボタン([▼]ではなく絵柄の部分)をクリックするか、[Esc]キーを押して、[トリミング]ボタンをOFFにします。
写真の矢印の部分に注目してみます。
トリミング位置を調整する前は、繋いでいる手の上に空が写っている空間が少しあったのですが、
トリミング位置を調整した後は、上部の空間を少し削って、ギリギリ手が写っている状態になっています。
どの部分を表示させるかは、お好みで調整してください。
さて、トリミング位置の調整の時に不思議に思った方がいらっしゃるかもしれません。
今回、写真の削られている部分は上下の部分だけで左右にはありませんでした。
これは写真に対して行った操作を最初から考えると分かります。
元々、写真の横幅が足りなかったので、横幅は必要な分キッカリに大きくしています。
余分な部分が最初から無かったわけですね。
それに対して、写真の高さに関しては、元々高さが足りていたところに、横幅を大きくする操作を加えたことで、連動して更に高くなったので、不要な部分をトリミングで削る操作をしています。
削った部分は高さの部分だけだったから、削られた箇所を示すグレーの部分は、上下のみに表示され、左右には表示されなかったというわけです。
また、ドラッグする際に、[Shift]キーを押したままドラッグしましたが、元々[Shift]キーを使わずにドラッグしてもOKといえばOKです。
ただ、ドラッグは斜めにもドラッグできてしまうため、本当は上下方向にしかドラッグしたくないのに、斜めにドラッグしてしまうかもしれません。
これを[Shift]キーを押したままドラッグすることで、動かしたいものを真上・真下・真横の方向にしか動かせなくなります。
斜めにドラッグできなくなるので、まっすぐに自分の動かしたい方向に動かすことができるというわけです。
さぁ、この続きは、このページ内の次の次の項目で。
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写真の高さが足りない場合
写真の高さが足りない場合、まずは高さが足りるように、写真のサイズを大きくします。
ここで、写真の大きさはどれ位必要か考えてみましょう。
ハガキの大きさは、高さ 100mm × 幅 148mmです。
今回作成しているハガキは、「STEP1:共通設定編」で、上下左右の余白を5mmずつに設定していますので、この余白を引いた、高さ 90mm × 幅 138mm が、中身を入れられる領域です。
今回のデザインでは、ハガキの中身を入れられる領域いっぱいに写真を配置したいわけですから、写真の高さは90mmまで大きくしなければいけないことになります。
というわけで、早速写真の高さを90mmにしていきます。
写真を選択した状態で、
[図ツール]の[書式]タブの[サイズ]グループを見ると、[図形の高さ]ボックスと、[図形の幅]ボックスがあることが分かります。
今回は高さを変えたいわけですから、[図形の高さ]ボックスの数字のところでクリックすると、数字が反転します。
反転していれば、これから入力する数字を上書きできるので、数字は消さなくてOKですヨ。
(もちろん消してもいいです。)
「90mm」にしたいので、「90」と入力(mmは入力しなくてOK)します。
文字カーソルがボックス内で点滅している状態では、まだ入力しますよ〜という状態なので、もう入力しませんよという合図で[Enter]キーを押すと、
ボックス内のカーソルが消え、「90mm」に設定されました!
この時、「89.99mm」のように、1mmにも満たないほどで、極々わずかに数字が自動調整されていることがあります。
もうホントに、ちょっとの違いですから、これは気にしないでOKです。
というか、これは気にしちゃイカンです。
そして、写真の高さを大きくしたので、縦横比が変わらないよう、連動して写真の幅も大きくなっていることが、[図形の幅]ボックスを見ると分かります。
実際の写真を見ても、写真の高さは、ハガキの中身が入る領域いっぱいのサイズになりましたが、その分、最初から足りていた写真の幅が更に大きくなり、余白まで越えて、はみ出してしまっていることが分かります。
ここで幅を小さくしてしまうと、写真の縦横比が変わらないよう、連動して写真の高さも小さくなってしまうので、また高さを大きくして〜、そしたら、幅が出ちゃったので、また幅を小さくして〜の延々ループなので(笑)、幅は小さくするのではなく、「余分な部分をカットする」という方法をとります。
写真のところで右クリック、[図の書式設定]をクリックします。
【Word 2016・2013】
画面の右側に作業ウィンドウが表示されます。
【Word 2016・2013】
4つ絵柄のマークがある内の一番右、[図]をクリックし、[トリミング]をクリックすると、
【Word 2016・2013】
設定できる項目がズラッと表示されます。
(逆に、最初から項目がズラッと表示されていたのに、その項目が見えなくなってしまった方は、もう一度[トリミング]をクリックすると、項目が表示されます。)
[トリミング位置]の[幅]を、
【Word 2016・2013】
「138mm」に設定します。
設定の際はこの欄の[▼]を使うのも1つの方法ですが、この欄に予め入力されている数字を「138」に修正して[Enter]キーを押す方法だと、素早く修正できます。
これも、設定後に1mmにも満たないほどで、極々わずかに数字が自動調整されても、ほんのわずかなことですから気にしない、気にしない。
【Word 2010】
ダイアログボックスが表示されるので、左側で[トリミング]を選択し、その右側に表示された[トリミング位置]の[幅]を、「138mm」に設定し、[閉じる]ボタンをクリックします。
これも、設定後に、1mmにも満たないほどで、極々わずかに自動調整されても、気にしない、気にしない。
トリミングを使って写真の幅を「138mm」にしたので、写真自体を小さくするのではなく、写真の余分な幅を削ることができました!
【Word 2016・2013】
この作業で使った画面右側の作業ウィンドウは、後で使うので出しっぱなしでOKです。
さて、トリミングを使って幅を削ったわけですが、写真のどの部分を削るのかを調整することができます。
ちょい前に使った[図形の幅]ボックスの隣にある、[トリミング]ボタンを使いたいので、写真を選択した状態で、[図ツール]の[書式]タブ、[サイズ]グループにある、[トリミング]ボタンをクリックします。
この時、[トリミング]ボタンは二重構造になっているので、[▼]ではなく、絵柄の方のボタンをクリックします。
写真の右側にグレーの部分が表示されていることが分かります。
このグレーの部分が削った部分。
先ほど[トリミング位置]の[幅]に「138mm」と設定することで、写真の余分な幅を削りました。
削ったといっても、表面的に見えなくなっているだけで、完全にその部分を抹消したわけではないので、[トリミング]ボタンをクリックでONにしたことで、削って見えなくなっていた部分がグレーに表示されたわけです。
そこで、写真のカラーの部分にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが左の図のような十字の形になったら、[Shift]キーを押したまま左に向かってドラッグすると、
左に動いた分、削られて見えなくなっていた右側の部分がカラーの枠内に入り、見えるようになりました。
その分、写真の左の部分が削られて、グレーになっていることが分かります。
この方法で、どの部分を見えるようにしたいか調整したら、
もう一度[トリミング]ボタン([▼]ではなく絵柄の部分)をクリックするか、[Esc]キーを押して、[トリミング]ボタンをOFFにします。
削られる部分の位置を調整したので、いいところを収めることができました!
さて、トリミング位置の調整の時に不思議に思った方がいらっしゃるかもしれません。
今回、写真の削られている部分は左右の部分だけで上下にはありませんでした。
これは写真に対して行った操作を最初から考えると分かります。
元々、写真の高さが足りなかったので、高さは必要な分キッカリに大きくしています。
余分な部分が最初から無かったわけですね。
それに対して、写真の横幅に関しては、元々横幅が足りていたところに、高さを大きくする操作を加えたことで、連動して更に幅が広くなったので、不要な部分をトリミングで削る操作をしています。
削った部分は横幅の部分だけだったから、削られた箇所を示すグレーの部分は、左右のみに表示され、上下には表示されなかったというわけです。
また、ドラッグする際に、[Shift]キーを押したままドラッグしましたが、元々[Shift]キーを使わずにドラッグしてもOKといえばOKです。
ただ、ドラッグは斜めにもドラッグできてしまうため、本当は左右方向にしかドラッグしたくないのに、斜めにドラッグしてしまうかもしれません。
これを[Shift]キーを押したままドラッグすることで、動かしたいものを真横・真上・真下の方向にしか動かせなくなります。
斜めにドラッグできなくなるので、まっすぐに自分の動かしたい方向に動かすことができるというわけです。
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文字が見えやすいように
さて、ここから年賀状の中に文字を入れていきたいわけですが、写真にただ文字を重ねると、案外見えづらいんですよね〜。
文字の下に、こういった長方形を敷いてあげると、見えやすくなります。
というわけで、早速、長方形を描いていきます。
[挿入]タブの[図形]ボタンをクリックして、一覧から[正方形/長方形]ボタンをクリックします。
ドラッグで適当な大きさに描きます。
長方形の大きさや位置は、後からいくらでも調整できるので、ナーバスになる必要はありません。
それから、描いた直後の長方形が何色になるかは、文書に設定されているテーマによるので、これも気にする必要はないですヨ。
ここから長方形の色を変えていきます。
長方形が選択されている状態で、[描画ツール]の[書式]タブ、[図形のスタイル]グループにある、[図形の塗りつぶし]ボタンの[▼]をクリックします。
一覧から好みの色を選択します。
今回の例では白を選んでいます。
ちなみに、ここで表示される色の一覧も、文書に設定されているテーマによって変わってくるので、左の図と同じじゃなくても、「そんなもんだ」と思って気にしないようにします。
この一覧に好みの色が無ければ、[その他の色]をクリックすると、
ダイアログボックスが表示されて、好みの色を設定できます。
このダイアログボックスの使い方は「[その他の色]の設定」のページをご覧ください。
塗りつぶしの色を変更することができました!
そして更に、描いた長方形の枠線に色が付いている方は、これを無くしていくことにしましょう。
(線に色が付いているかどうかは、長方形が選択されている状態では判断しづらいので、一度写真を選択すると、その分、長方形の選択が解除されるので、長方形の枠線の色を確認できます。)
長方形が選択されている状態で、
先ほど使った[図形の塗りつぶし]ボタンの下にある、[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、
一覧から[線なし]をクリックすると、長方形の枠線が無くなります。
さて、文字が見えやすいように、文字の下に敷く長方形を描いたわけですが、左の図を見ると、白すぎて写真の印象をブチ壊しています。
というわけで、長方形の色を半透明にして、下の写真がうっすら透けて見えるようにしてみます。
【Word 2016・2013】
長方形を選択すると、先ほど写真のトリミングの時に使っていた作業ウィンドウが[図形の書式設定]作業ウィンドウに変わっています。
写真を選択している時は[図の書式設定]、図形を選択している時は[図形の書式設定]作業ウィンドウという風に、選択しているものに合わせて自動的に変わってくれます。
ちなみにトリミングが終わった後、作業ウィンドウを非表示にしていた方は、長方形のところで右クリック、[図形の書式設定]をクリックすれば表示されます。
【Word 2016・2013】
ペンキバケツが倒れているマークの[塗りつぶしと線]をクリックし、[塗りつぶし]をクリックすると、
【Word 2016・2013】
設定できる項目がズラッと一覧表示されます。
(逆に、最初から項目がズラッと表示されていたのに、その項目が見えなくなってしまった方は、もう一度[塗りつぶし]をクリックすると、項目が表示されます。)
[透明度]を適当な数値に設定します。
今回の例では「25%」にしていますが、この辺は完全にお好みです。
【Word 2010】
長方形のところで右クリック、[図形の書式設定]をクリックすると、ダイアログボックスが表示されます。
左側で[塗りつぶし]を選択し、その右側の[透過性]で、適当な数値を設定し、[閉じる]ボタンをクリックします。
今回の例では「25%」にしていますが、この辺は完全にお好みです。
透明度を設定したので、長方形の下にある写真もうっすら透けて見えるようになりました!
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長方形のサイズや位置を変える
長方形をうっすらさせる設定が終わったので、長方形の大きさを整えておきましょう。
長方形が選択されている状態では、長方形の周囲にポッチが表示されます。
ポッチのいずれかにマウスポインタを合わせて、マウスポインタが両矢印の形になったらドラッグすると、大きさを変更することができます。
また、長方形が選択されている状態で、マウスポインタが図のような黒い十字の形でドラッグすれば、場所を移動させることができます。
もちろん、ここでのサイズや位置の調整も、適当で構いません。
後でいくらでも調整できますので、「なんとなくこんな感じ」でOKです!
ワードアートを入れる
今度は年賀状のタイトル部分を入れていきます。
ワードアートを使います。
[挿入]タブの、
[テキスト]グループにある、[ワードアート]ボタンをクリックし、
一覧から好みのものをクリックします。
好みのものが無くても(笑)、どれかをクリックします。
ちなみに、この一覧に表示されるワードアートの種類も、文書に設定されているテーマによって変わってくるで、左の図と同じじゃなくても、気にしない、気にしない。
ワードアートが入りました!
ワードアートを入れた直後は、「ここに文字を入力」という文字が反転しているので、反転した状態のまま「謹賀新年」などの文字を入力すれば、文字を上書きできます。
(ワードアートを入れた際、左の例では文書の下部にワードアートが入りましたが、文書の上部にワードアートが入ったとしても、あとで位置調整をしますので、そのまま操作を続けてください。)
文字を入力したら、次はワードアートのフォントや、フォントサイズを変更していきます。
まずはワードアートを選択します。
実はワードアートで、フォントやフォントサイズをうまく変えられない方が案外多くいらっしゃるのですが、その原因は、ワードアートの選択だったりします。
ワードアートの周囲にポッチが表示されているから大丈夫♪というわけではありません。
ワードアート全体に変更を加える場合には、ワードアートの周囲に表示されているポッチとポッチとをつなぐ線のところで、マウスポインタが左の図のような黒い十字の形でクリックして初めて「ワードアート全体」を選択できます。
ワードアートを選択したら、[ホーム]タブの[フォント]グループにある、[フォント]ボックスや[フォントサイズ]ボックスを使って、好みの設定をします。
フォントやフォントサイズを整えることができました!
更に、これは完全にお好みなのですが、タイトルにあたるものは、文字と文字との間隔を狭めにしておくと、案外カッコ良く見えたりします。
(と、私は思っております。)
というわけで、ワードアート全体が選択されている状態で、[ホーム]タブの[フォント]グループにある、ダイアログボックス起動ツールをクリックします。
めっちゃ小さいですが、下の図のやつです。
[フォント]ダイアログボックスが表示されるので、[詳細設定]タブの[文字間隔]で[狭く]を選択し、その隣で適当な数字を設定し、最後にダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックします。
この時、どれ位の数字に設定すればいいかは、ダイアログボックス下部の[プレビュー]を参考にしながらお好みで。
【Word 2016】
Word 2016では、文字間隔を変更しても、ダイアログボックス下部の[プレビュー]に、その変更の具合がうまく表示されないことがあるようです。
その場合は、一旦ダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックして、ワードアートの実物で確認をします。
もし気に入らなければ、気に入るまでこの操作を繰り返します。
文字間隔を狭くできました!
どうでしょう?
さっきよりチョットだけカッコ良くなった気がしませんか?
それから、ワードアートの色がどうにも気に入らない!という方は、ワードアート全体が選択されている状態で、[描画ツール]の[書式]タブ、[ワードアートのスタイル]グループにある、[文字の塗りつぶし]ボタンや、[文字の輪郭]ボタンを使って色を変更します。
さぁ、ワードアートに関しては最後の仕上げです!
ワードアート全体を選択する際、マウスポインタが左の図のような黒い十字の形になるわけですが、この形でドラッグすれば、ワードアートの場所を移動できるので、好みの位置にワードアートを動かします。
また、微妙な位置調整は、ドラッグだと大きく動いてしまってやりづらいので、ワードアート全体を選択した後、キーボードの[←][↑]といった方向キーをポンッ、ポンッと押していくと簡単です。
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テキストボックスを入れる
今度は年賀状のメッセージ部分を作ります。
テキストボックスを使います。
[挿入]タブの[図形]ボタンをクリックして、一覧から[テキストボックス]ボタンをクリックします。
ドラッグで適当な大きさに描きます。
テキストボックスの大きさは、後からいくらでも調整できるので、ナーバスになる必要はありませんが、ハガキからはみ出さない程度で、ある程度大きめに描いておくと操作しやすいです。
テキストボックスを描いたら、好みの文章を入力します。
入力している時、最後の方で、入力しているはずなのに文字が見えない!ということがあったら、それはテキストボックスの大きさが足りないために文字が隠れているだけです。
文字が隠れていると、残りの文字が入力しづらいと思いますので、残りは後にまわして、先に進みましょう。
入力が終わったら、テキストボックス内のフォントや、フォントサイズを変更します。
これも先程のワードアートの時と同じく、選択が大切。
ポッチとポッチとをつなぐ線のところで、マウスポインタが黒い十字の形でクリックすると、テキストボックス全体を選択できます。
テキストボックス全体を選択したら、[ホーム]タブの[フォント]ボックスや[フォントサイズ]ボックスを使って、好みの設定をします。
更に、今のままの状態ではテキストボックス自体に色が付いているので、テキストボックスの下にあるものが全て隠れてしまっています。
テキストボックスでは、中身の文字だけが見えていればそれでいいのであって、テキストボックス自体の色は必要ありません。
というわけで、先ほどと同じように、テキストボックスが選択されている状態で、[描画ツール]の[書式]タブ、[図形のスタイル]グループにある、[図形の塗りつぶし]ボタンと、[図形の枠線]ボタンを使って、テキストボックスの色を無くします。
[図形の塗りつぶし]ボタンの[▼]をクリックすると一覧が表示されるので、[塗りつぶしなし]をクリックすると、テキストボックス自体の色が無くなります。
また、[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、一覧から[線なし]をクリックすれば、テキストボックスの枠線を消すことができます。
テキストボックス自体の色や、枠線を消したので、テキストボックスの下にあるものが見えるようになりました!
テキストボックスが小さくて、入力した文字の一部が隠れていたりする方は、テキストボックスの大きさを変更します。
テキストボックスが選択されている状態では、周囲にポッチが表示されます。
ポッチのいずれかにマウスポインタを合わせて、マウスポインタが両矢印の形になったらドラッグすると、大きさを変更することができます。
横幅を変えたり、
高さを変えたりして、テキストボックスのサイズを整えてください。
それから、テキストボックス全体を選択する際、マウスポインタが下の図のような黒い十字の形になるわけですが、この形でドラッグすれば、テキストボックスの場所を移動できるので、好みの位置にテキストボックスを動かします。
また、微妙な位置調整は、ドラッグだと大きく動いてしまってやりづらいので、テキストボックス全体を選択した後、キーボードの[←][↑]といった方向キーをポンッ、ポンッと押していくと簡単です。
これで完成です!
残りは印刷だけ。
「STEP3:印刷」に進みます!