文字が入った図形やワードアートがある描画キャンバスに、
[描画のサイズ変更]を行った場合、Word 2010と2007では結果が異なります。
Word 2010の場合
【Word 2010】
Word 2010で、文字が入った図形やワードアートがある描画キャンバスを、[描画のサイズ変更]で大きさを変えると、
クリップアートや図(写真)、図形本体の大きさは変わりますが、図形の中に入っている文字やワードアートの大きさは変わりません。
サイズを小さくした時なんかは、文字が小さくならないので、図形の中に入っている文字は欠けて見えなくなったりしています。
ワードアートも大きさが変わらないので、他のものは小さくなっているのに、ワードアートだけ取り残されてます(笑)。
でも、ワードアートには例外があって、ワードアートを選択後、マウスポインタが十字の形で、
右クリック、[図形の書式設定]をクリックします。
表示されたダイアログボックスの左側で[テキストボックス]を選択し、その右側にある、[テキストに合わせて図形のサイズを調整する]をOFF、[図形内でテキストを折り返す]をONにします。
先程の設定後、更に[描画ツール]の[書式]タブ、[ワードアートのスタイル]グループにある、[文字の効果]ボタンをクリックし、
[変形]から[形状]の中のどれかを選択します。
(今回の例では、[形状]欄の一番最初にある[四角]を選択しています。)
今の操作で、ワードアートをドラッグで大きさを変えられる状態にしました。
描画キャンバスの中に入っていないワードアートなら、[形状]を設定後、ワードアートの大きさをドラッグで変えるだけで、自動的に[テキストに合わせて図形のサイズを調整する]がOFF、[図形内でテキストを折り返す]がONになるようなのですが、描画キャンバス内では、これが自動的に行われないようなので、今回は手動で設定してみました。
[形状]を設定すると、ワードアートの形が少しブサイクになるので(笑)、
ワードアートのサイズ変更ハンドルをドラッグして、高さや幅を整えるといいかもしれません。
ここまでのような設定がしてあるワードアートが描画キャンバス内にある場合は、[描画のサイズ変更]で描画を大きくすると、ワードアートも大きくなります!
1つ上の図と見比べてみると、少し大きくなってるんですが、変化が分かりにくいですかね(笑)。
ただ、今回の例のように[描画のサイズ変更]で描画を大きくした場合は、ワードアートも大きくなってくれるんですが、小さくした場合には、ワードアートはうまく小さくなってくれないようです。
ここまでのように、ワードアートには例外がありますが、文字が入った図形の場合は、大きくする小さくするに関わらず、[描画のサイズ変更]では文字の大きさは変わりません。
Word 2007の場合
【Word 2007】
Word 2007で、文字が入っている図形やワードアートがある描画キャンバスを、[描画のサイズ変更]で大きさを変えると、
図(写真)やクリップアート、図形本体の大きさが変わることはもちろん、図形の中に入っている文字やワードアートもきれいに大きさが変わります。
描画を大きくしても小さくしても、どちらでもうまくいきます。