使いやすいように、見やすいように、数式や様々な機能を使って一生懸命つくった表。
データを修正しようと思っただけなのに、間違って、頑張って組み立てた数式のところを消しちゃったじゃん!
もうそんなことになったら悔やんでも悔やみきれません!(経験者は語る(笑))
そこで!「シートの保護」という機能を使って、シートに様々な変更作業ができないように防御設定をしてみます!
まずは保護をかけたいシートを選択します。
[校閲]タブ、[変更]グループの[シートの保護]ボタンをクリックします。
後々、保護を解除する時に、パスワードが必要になるよう設定したい時には、パスワードを入力します。
もしパスワードが必要無い場合には、入力しなくてもOKです。
保護をかけると、様々な変更作業ができなくなります。
保護をかけた後でも行っていい操作があれば、[許可する操作]にチェックをつけます。
ちなみに私の場合は、既定でチェックが付いている2つ以外に、許可する操作があることは少ないので、たいていは上2つにチェックがついた既定の状態のまま保護をかけることが多いです。
[OK]ボタンをクリックします。
選択したシートに保護をかけることができました!
リボンを見ると、変更ができないよう、押せなくなっているボタンが結構あることがわかります。
保護をかけたシートに対して入力などを行ったりしようとすると、こんなエラーメッセージが表示され、変更などができないことを知らせてくれます。
シート保護の解除
シートの保護を解除したい場合は、保護を解除したいシートを選択します。
先程の[シートの保護]ボタンが[シート保護の解除]ボタンに変わっていますので、このボタンをクリックします。
保護をかける時にパスワードを設定していた場合は、パスワードの入力を求められるので入力します。
保護されているシートが一目でわかる!
Excel 2010では、どのシートに保護がかかっているかが[情報]を見れば一目でわかります!
【Excel 2010】
[ファイル]タブ、[情報]をクリックすると、[アクセス許可]の欄に保護がかかっているシートが表示されます。
ここを使ってシート保護の解除もできますヨ。
また、この[アクセス許可]の欄にある、[ブックの保護]ボタンをクリックし、[現在のシートの保護]をクリックしても、シート保護を設定することができます。
あらかじめ、保護をかけたいシートを選択しておくことをお忘れなく。
シート保護の不満?
今回ご紹介したシートの保護の操作で、シートは守られるわけですが、大きな不満が・・・。(笑)
このままでは、シートが守られている代わりに、数値の変更といった、データの変更もできません。
でもシートに保護をかける前にちょっとした前準備をしておけば、シートを保護しても入力できるように設定できます。