表全体の移動は、文字の回り込みとセットで覚えよう!

解説記事内の画像はWord 2019のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Word 2019, 2016, 2013, 2010
  • Office 365
Office 365はバージョン1808、ビルド10730.20264で動作確認しています。

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Wordでは、表全体の位置を整える移動と、表への文章の回り込みには、密接な関係があります

表の脇に文章を回り込ませる このページでは、表に文章を回り込ませる方法はもちろん、文章が回り込んでいる場合の表全体の移動、

既定では表の脇に文章は回り込まない 表の脇に文章が回り込んでいない場合の、表全体の移動の両方を、文章の回り込みと移動との関係に触れながら、解説していきます!

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「ドラッグ」での表全体の移動と、文字の回り込み

表の左上の十字マーク 表の中だったらどこでもいいのでクリックして文字カーソルを置くと、表の左上に十字マークが表示されます。
この十字マークにマウスポインターを合わせると、

マウスポインターが黒い十字の形に変わった マウスポインターも黒い十字の形に変わるので、ドラッグで好みの位置に動かすと、

表が動き、表の脇に文章が回り込んだ 表が動き、それと共に、表の脇に文章が回り込みました!

表をドラッグで動かすと、自動的に文字の回り込みが有効になります。

ただ、この方法だと、表の位置はこのままでいいんだけど、文字だけ回り込ませたいといった場合には悩んでしまいますし、

表全体がきっちり右揃えになっていない また、この方法の弱点は、表全体を目分量で動かしているため、きっちり中央揃えや右揃えにはなっていない場合もあるということ。
そこで、表全体をきっちり中央揃えや右揃えにしつつ、表の脇に文字を回り込ませたいというときには、次の章のように、プロパティを使います。

「プロパティ」での表全体の移動と、文字の回り込み

練習用データを操作しながらご覧頂いている方は、練習用データの2ページ目をお使いください。

表全体を選択 表全体を選択すると、

[表ツール]の[レイアウト]タブ リボンに[表ツール]が表示されます。
[表ツール]の[レイアウト]タブ、

[プロパティ]ボタン [表]グループの[プロパティ]ボタンをクリックします。

[文字列の折り返し]で[する]をクリック 表示されたダイアログボックスの[表]タブを選択します。
表の脇に文章を回り込ませたいので、[文字列の折り返し]で[する]をクリックで選択し、

[配置] 更に[配置]で、表全体を左右方向でどう配置したいのか、[左揃え][中央揃え][右揃え]の中から、クリックで選択します。
最後に[OK]ボタンをクリックすると、

表全体を右揃えで文字の回り込みを有効にできた 表全体の位置を、きっちり左揃えや中央揃え、右揃えにしつつ、表の脇に文字を回り込ませることができました!

[文字列の折り返し]と[配置] [表のプロパティ]ダイアログボックスでは、表への文字の回り込みと、表全体の左右方向の配置を、セットで設定できるわけです!
さて、これで表全体の左右方向の配置はOKですが、

表全体を上下方向に動かしたい場合はどうでしょう?
前の章の、表の左上の十字マークを使ってドラッグする方法では、微妙に斜めに動いてしまい、せっかくダイアログボックスを使って、表全体をきっちり中央揃えや右揃えにしたのが台無しになってしまうかも。

表の左上の十字マーク そんな時は、表の左上の十字マークにマウスポインターを合わせ、

マウスポインターが黒い十字の形に変わった マウスポインターが黒い十字の形に変わったら、[Shift]キーを押したまま上下にドラッグすると、真上や真下に動かすことができ、斜めに動くことはありません。

上下方向の位置調整完了 上下方向の位置調整もできました!

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文字の回り込みの解除と、文字が回り込んでいない表の移動

表全体を選択 表への文字の回り込みを解除したいこともあるでしょう。
その場合は、表全体を選択すると、

[表ツール]の[レイアウト]タブ リボンに[表ツール]が表示されます。
[表ツール]の[レイアウト]タブ、

[プロパティ]ボタン [表]グループの[プロパティ]ボタンをクリックします。

[文字列の折り返し]で[なし] 表示されたダイアログボックスの[表]タブを選択します。
文章の回り込みを解除したいので、[文字列の折り返し]で[なし]をクリックで選択し、

[配置] 更に[配置]で、表全体を左右方向でどう配置したいのか、[左揃え][中央揃え][右揃え]の中から、クリックで選択します。
最後に[OK]ボタンをクリックすると、

表への文字の回り込みを解除 表への文字の回り込みを解除しつつ、左右方向の配置を整えることができました!

[文字列の折り返し]が[なし]の場合の[配置] 今回の場合、文字の回り込みを解除しつつ、表全体の左右の配置を整えましたが、最初から文字が回り込んでいない表の左右の配置も、同様にこのダイアログボックスで整えることができます。
もともと文字が回り込んでいない表は、ダイアログボックスを表示させた時点で、最初から[文字列の折り返し]が[なし]になっているわけですから、あとは[配置]で左右方向の位置を整えればいいわけです。
表全体を中央に」では、表全体の左右方向の位置を整える簡単な方法をご紹介していますが、それと、このダイアログボックスでの方法は同じことなんです。

ここまでで、文字が回り込んでいない表の、左右方向の移動については見てきましたが、上下方向に移動したいこともあるでしょう。
ここで、とっても大切なポイントを。

文字が回り込んでいない表を、上下方向に移動したい場合には、前の章のように絶対にドラッグで移動させてはいけません。
なぜなら、ドラッグで移動させた時点で、再び表への文字の回り込みを有効にしてしまうから

表全体を選択 ですので、文字の回り込みが無効になっている表を、上下方向に移動したい場合には、表全体を選択後、

[切り取り] [切り取り]、

移動先に文字カーソルを置く 表の移動先としたいところに文字カーソルを置き、

[貼り付け] [貼り付け]をします。
[貼り付け]ボタンは、[▼]ではなく絵柄のボタンをクリックすればOK。

表への文字の回り込みが無効のまま、表を上下方向に移動完了 文字の回り込みが無効になっている表を、上下方向に移動することができました!

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