左の図は、Wordでただ入力しただけの文字。
文書作成の過程では、こういった文字の見栄えを整えるため、フォントサイズや色を変えてみたり、太字にしてみたり、
右揃えにして配置を変えてみたりと、様々な飾り付けを施します。
こういった「飾り付け」のことを「書式」と言います。
その「書式」も、「段落書式」と「文字書式」とに分けられるのですが、今回はその違いについてご説明したいと思います!
ただその前に「段落って何?」という方、「段落って行のことでしょ?」という方、Wordでは「段落」という考え方が非常に重要になります!
まずは焦らず、最初に下記ページをご覧ください。
段落書式とは
下の図のような文書の1行目の段落を選択して、[中央揃え]ボタンをクリックすると、
もちろん、選択した段落は中央揃えになります。
「設定したい箇所を範囲選択して、ボタンを押す」、という操作は基本なので、1行目の段落に中央揃えを設定したかったから、1行目の段落を選択したわけです。
ところが、先程のように段落全体を範囲選択しなくても、中央揃えを設定したい段落にカーソルを置くだけ、
または、設定したい段落の一部を範囲選択するだけでも、
下の図のように、その段落全体に設定することができるんです!
けして、範囲選択した、段落内の一部の文字だけが中央揃えになるわけではありません。
この中央揃えのように、段落全体に効いてくる書式のことを「段落書式」と言います。
中央揃えや右揃えといった段落の配置以外にも、インデント、段落前後の間隔、行間などなどが段落書式にあたります。
文字書式とは
今度は、段落内の一部の文字を選択して、
[斜体]や[フォントの色]ボタンをクリックしてみました。
先程は段落の一部を範囲選択しただけでも、段落全体に書式が設定されましたが、今度は範囲選択した部分にしか書式は設定されません。
このように、段落全体ではなく、段落内の一部だけにでも設定できる書式のことを「文字書式」と言います。
太字、斜体、下線、フォントやフォントサイズ、フォントの色などなどが文字書式にあたります。