下の表は、本社・支店の各課のデータをあらわした表です。
本社の各課別のデータ(B〜D列)、更にその合計(E列)、
支店の各課別のデータ(F・G列)、更にその合計(H列)、
そして、本社・支店すべての総合計。
詳細データ・小計・総合計という風な階層構造になっています。
こういった階層構造の表に、アウトラインを設定すれば、ボタンをポンッ!と押すだけで詳細データを折りたたんで非表示にし、集計部分だけを表示するといった切り替えができるようになります。
縦長・横長の表に便利な機能ですヨ。
アウトラインを設定したい表内ならどれでもいいので、どれか1つのセルを選択します。
この時、設定が行えなくなるので結合セルだけは選択しないようにします。
[データ]タブ、[アウトライン]グループの[グループ化]ボタンの[▼]をクリックし、
[アウトラインの自動作成]をクリックします。
たったこれだけで設定完了!
列番号の上に数字のボタンや[−]のボタンが表示されていることが分かります。
これらのボタンを使えば、簡単に詳細データを折りたたんで非表示にしたり、展開して再表示したりすることができるようになります。
このボタンの詳しい使い方はアウトライン記号でご紹介していますので、是非ご覧ください!
さて、今回の例では、本社・支店の各課別のデータを、Excelが自動的に判断してグループ化し、アウトラインが設定されたわけですが、それは数式が入力されている列をExcelが認識してくれたから。
というわけで、集計列だけでなく、集計行もある表にアウトラインを設定した場合には、
行番号の横にも折りたたみや展開のためのボタンが表示され、行を折りたたんで非表示にしたり、展開して再表示したりすることができるようになります!
今回はExcelが集計行や列を自動的に判断し、詳細データをグループ化して折りたためるようにしてくれたわけですが、Excelの判断とは違う、自分の好きなようにグループ化したい場合には、グループ化の機能を使います。