このような表があったとします。
この表のB4:F4を範囲選択し、
[ホーム]タブにある[中央揃え]ボタンをクリックすると、
範囲選択したセル内の文字が、それぞれのセルの中で中央揃えになります。
ところが、こんな風に、複数のセルにまたがって、その中で中央揃えにしたい場合には、その複数のセルを1つにくっつけてしまいます。
まずはどのセルとどのセルを1つにしたいのか、くっつけたいセルを範囲選択します。
[ホーム]タブ、[配置]グループの[セルを結合して中央揃え]ボタンをクリックすると、
選択したセルが1つにくっつき、更にそのくっついたセルの中で、文字が中央揃えになりました!
同様にして、左の図のようなD3:F3でも練習してみます。
D3:F3を範囲選択し、[セルを結合して中央揃え]ボタンをクリックすれば、
範囲選択した3つのセルが1つにくっつき、更にそのくっついたセルの中で、文字が中央揃えになりました!
中央揃えは、あくまでも左右方向の中央
[セルを結合して中央揃え]ボタンは、選択した複数のセルを1つに結合し、左右方向で中央揃えにするという2つの操作が、ボタン1つでできますよ〜という機能です。
なので、[セルの書式設定]ダイアログボックスの、左の図の部分を設定するのと同じことなんです。
ここでよく勘違いが出てくるのですが、[セルを結合して中央揃え]ボタンは、範囲選択したセルを1つにくっつけ、上下方向でも左右方向でも中央揃えにする機能ではありません。
中央揃えにするのはあくまでも左右方向のみです。
たとえば左の図のB3番地は上下方向では下詰めになっています。
このB3番地とC3番地を範囲選択して、[ホーム]タブの[セルを結合して中央揃え]ボタンをクリックすると、
範囲選択したセルが1つにくっつき、文字は左右方向で中央には配置されていますが、上下方向は下詰めのままです。
「セルを1つにくっつけ、文字をど真ん中に配置する」と覚えてしまっている方は注意ですヨ。