Excel 2010・2013のピボットテーブルで年・月ごとに集計《日付のグループ化》
- Excel 2010, 2013
(pivottable-group-2010.xlsx 221KB)
「ピボットテーブルの作り方」の続きでご覧いただいている方は、そこでの練習用データを、そのまま引き続きお使いいただけます。
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ピボットテーブルでは、日付データを、
日付ごとに集計することはもちろん、
グループ化を使って、
年ごとや四半期ごと、月ごとにまとめて集計することができます。
これから、ピボットテーブルでの日付の集計について見ていくわけですが、このページでは、「ピボットテーブルの作り方」をお読みいただいていることを前提に解説していきますので、まだの方は、先に「ピボットテーブルの作り方」をご覧ください。
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ピボットテーブルで日付の集計
図の例では、「Sheet1」のデータをもとに、
「Sheet2」にピボットテーブルで集計を作成しています。
そもそも、こうなるまでの方法自体が分からない!という方は、先を読み進めてもちんぷんかんぷんになってしまうので、まずは焦らず、「ピボットテーブルの作り方」をご覧ください。
さて、このピボットテーブルは、商品名ごとに集計されていますが、
それは、[ピボットテーブルのフィールドリスト]作業ウィンドウで、
商品名ごとに集計されるよう設定してあるから。
もし、この作業ウィンドウが表示されていない場合には、「[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウが消えた」をご覧ください。
今回のお題は日付での集計なので、この商品名ごとの集計を、申込日ごとの集計に変更していきましょう。
[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウ上部で、「商品名」のチェックを外し、「申込日」にチェックを付けます。
この操作で、作業ウィンドウ下部の[行ラベル]欄から「商品名」が消え、代わりに「申込日」が入りました。
そして、実際のピボットテーブルも、申込日ごとの集計に変わりました!
グループ化で「年」や「月」ごとに集計
現在、申込日という「日」ごとの集計になっているピボットテーブル。
これを、「年」や「月」ごとの集計も見られるように変更していきましょう。
ピボットテーブル内にある、日付のセルだったらどれでもいいので、どれか1つのセルを選択します。
うまく1つのセルのみを選択できない場合には、日付の文字にしっかりマウスポインタを合わせてクリックすると、うまく選択できます。
セルを選択したら右クリック、
[グループ化]をクリックします。
日付をどの単位で集計するのかを指定するダイアログボックスが表示されます。
選択して青くするか、選択を解除して青を外すかは、各単位をクリックするたびに切り替えられますので、「年」を選択したければ、「年」をクリックすれば選択できます。
今回は図のように、「年」と「月」が選択されている状態にして、[OK]ボタンをクリックすると、
「日」ごとの集計だったピボットテーブルが、「年」と「月」ごとの集計に変わりました!
ここで作業ウィンドウに注目!
グループ化の操作によって、作業ウィンドウの上部には、新たに「年」の項目ができました。
でも、同じくグループ化で指定したはずの「月」が作業ウィンドウにはありません。
ここで試しに、「申込日」のチェックを外すと、
ピボットテーブルの、申込日を月ごとにまとめた集計が消えました!
もう一度、作業ウィンドウで「申込日」にチェックを付けると、
ピボットテーブルにも、申込日を月ごとにまとめた集計が再表示されました!
先ほどグループ化したときに、「日」の単位を選択せず、「年」と「月」だけを選択しました。
この操作により、「申込日」の最小単位は「日」ではなく「月」になったので、
「年」の項目が新しくでき、「月」を作る代わりに「申込日」の単位が「月」に変わったのです。
じゃぁ、「年」でも「月」でも、そして「日」でも集計したくなりました、という場合には、現在は「日」ごとの集計単位が作業ウィンドウにはないので、
ピボットテーブル内にある、日付のセルだったらどれでもいいので、どれか1つのセルを選択します。
うまく1つのセルのみを選択できない場合には、日付の文字にしっかりとマウスポインタを合わせてクリックすると、うまく選択できます。
セルを選択したら右クリック、
[グループ化]をクリックします。
[グループ化]ダイアログボックスで「日」をクリックして、青く選択した状態にします。
「年」「月」「日」の3つが選択されていることを確認して[OK]ボタンをクリックすると、
「年」と「月」のみの集計だったピボットテーブルに、「日」ごとの集計が加わりました!
先ほどのグループ化の操作により、「申込日」の最小単位は「月」ではなく「日」になったので、
作業ウィンドウの上部には、「日」を作る代わりに「申込日」の単位が「日」に変わり、更に「年」に加えて、新たに「月」の項目ができました。
このグループ化によって、「日」を作る代わりに「申込日」の単位が「日」に変わったことを確認してみます。
「申込日」のチェックを外すと、
ピボットテーブルから、申込日の日ごとの集計が消えました!
作業ウィンドウで「申込日」にチェックを付けると、
ピボットテーブルにも、申込日の日ごとの集計が再表示されました!
このように、作業ウィンドウ上部で、チェックを付けるか付けないかは、
ピボットテーブルで、その集計を表示するか、非表示にするのかを切り替えること。
そして、この作業ウィンドウに、その集計したい項目が無い場合には、
[グループ化]ダイアログボックスで指定して、その単位を作業ウィンドウで扱えるようにするわけです。
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「年」ごとの集計、ある/なしに注意!
また、ピボットテーブルの元となっているデータが、複数年に渡っている場合、年ごと・月ごとに集計した場合と、年ごとは指定せず、ただ月ごとに集計した場合とでは、各月の集計結果が異なります。
これについては、Excel 2016以上のバージョンでの、日付のグループ化について書いたページの「「年」ごとの集計、ある/なしに注意!」の章をご覧ください。
日付集計の折りたたみと展開
現在は「申込日」をグループ化して、年ごと、月ごと、日ごとの集計が見られるようになっています。
各年や、各月の[−]をクリックすると、
配下のものを折りたたんでくれます。
そして、マークは[+]に変わります。
この[+]をクリックすれば、
折りたたまれていた中身が展開します。
[+]と[−]で、展開と折りたたみを、クリックの度に切り替えていくことができるわけです。
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