このSTEP2では、訂正内容を入力します。
訂正シールは、1枚のシール用紙に何片もあるので、1片の内容を、他の片に一瞬で写すスゴ技もご紹介!
スゴ技を使う時の、見落としがちなポイントもありますヨ。
訂正内容の入力
それでは、枠内に、訂正内容を入力していくことにしましょう!
入力するのは、1つの枠の分だけでOKです。
そして必要であれば、入力した文章に、文字の色や中央揃えなどの書式を設定していきたいのですが、この時点で設定するのは、文字の色やフォントサイズなどの文字書式だけにします。
中央揃えや行間などの段落書式は後から設定するので、ここでは設定しません。
1つの枠の分だけ内容を作ったら、これを他の枠にも写していきましょう。
この時、コピー&貼り付けという方法もありますが、訂正シールは1片のサイズが小さいことが多いため、1枚の用紙に大量の片がある場合が多いです。
そうすると、コピー&貼り付けの操作では、貼り付け先を指定するための範囲選択の時に大変な思いをするので、別の方法で操作していきましょう。
Wordのラベル機能で作った枠は、透明な線が設定してある「表」という体裁になっています。
つまり、1つ1つの枠が、表のセルとなっているわけです。
なので、操作のための範囲選択も、表に関する範囲選択を使っていくことになります。
まずは、内容を入力したセルを選択します。
セルの選択は、選択時のマウスポインタの形がポイントですね。
「STEP1」で枠を設定した時と同じ操作を、ここで繰り返します。
[差し込み文書]タブ、[作成]グループにある、[ラベル]ボタンをクリックします。
表示されたダイアログボックスに、選択したセルの内容が表示されています。
ここで後回しにしていた、中央揃えや行間などの段落書式を設定します。
(段落書式を設定する必要が無い方は、何もせずこのまま読み進めてください。)
ダイアログボックスが表示された直後は、欄内の文字が選択された状態になっています。
もし自分で選択を解除してしまった方は、欄内の文字をドラッグでなぞって、選択し直しておきます。
選択してある文字のところならどこでもいいのでマウスポインタを合わせ、右クリック、
表示された一覧から[段落]をクリックします。
段落書式を設定するための、[段落]ダイアログボックスが表示されます。
[インデントと行間隔]タブの[配置]で、中央揃えや右揃えの設定ができます。
おなじみの中央揃えや右揃えは、リボンにあるボタンだけでなく、実はこのダイアログボックスでも設定できるわけです。
そして、必要な方は、行間やインデントもここで設定し、[OK]ボタンをクリックします。
今回の例では、中央揃えに設定してみました。
でも、この欄内できっちり中央に見えないんだけど・・・という方も多いと思うのですが、実際のシール1片の横幅で中央の位置に配置された状態が、この欄内で見えているだけのようなので、そこは気にしなくてOKです。
段落書式の設定が終わった方も、段落書式の設定をする必要がない方も、上の図のような、ダイアログボックス下部にある[新規文書]ボタンをクリックすると、1枠分の内容を、他の枠にも写すことができました!
実は、今回のようにラベルの枠をもう一度新規作成する方法で、他の枠にも内容を写す場合、1つの枠に文字書式と段落書式の両方を設定してしまってから他の枠に写すと、段落書式の設定だけ、どうしても写せないんです。
そこで、1つの枠内で最初は文字書式だけを設定し、枠を再び新規作成する時に、ダイアログボックスを使って段落書式を設定する方法を取りました。
ここまでの操作を振り返ると、一番最初にWordを起動し、まっさらな文書が表示されている状態で、更にシールの枠が設定された文書を新規作成しました。
そしてその後、1つの枠の分だけ作った訂正内容を、他の枠にも写すために、更にもう一度シールの枠が設定された文書を新規作成しているので、全部で3つの文書のウィンドウがデスクトップに表示されていることになります。
「うわぁ!ウィンドウがいっぱいで訳わからん!」というパニックではなく、「新規作成を繰り返してるから、ウィンドウがいっぱいでそりゃぁ当然」という風に思っていただいて、先に進みましょう。
ここで、「STEP1」でご自分がした操作を振り返ってください。
(振り返るだけで実際に左のダイアログボックスを出す必要は無いですヨ。)
「STEP1」でシール用紙を自分でサイズ登録した方で、尚且つ、本当は「50」を超える行数のシール用紙なのに、ダイアログボックスで設定できないため、とりあえず「50」と設定している方は、このまま次の章にお進みください。
それ以外の方は、もう完成ですので、「STEP3:印刷」のページで試し印刷に入っていきましょう。
試し印刷でズレがあった場合の対処法もご紹介していますヨ。
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行の付け足し
「STEP1」でシール用紙を自分でサイズ登録した方で、尚且つ、本当は「50」を超える行数のシール用紙なのに、ダイアログボックスで設定できないため、とりあえず「50」と設定している方は、ここで足りない分の行を付け足していきましょう。
文書の下の方を見ると、空いているスペースがあることが確認できます。
実際のシール用紙と比べて、足りない行数分の行を選択します。
(今回の例では、55行のシール用紙を使っているので、下の図では足りない分の5行を選択していますが、お使いのシール用紙に合わせて、足りない行数分を選択してください。)
そして選択の操作は、表に関わる範囲選択なので、マウスポインタの形がポイントですね。
中身は同じなので、行数さえ間違わなければ、選択する行はどれでもOKです。
[ホーム]タブにある[コピー]ボタンをクリックします。
次にコピー先を指定します。
コピー先の指定は、どこかの行の先頭に文字カーソルを置くだけで大丈夫。
表内の行ならどの行でもいいので、その行の文字の先頭に文字カーソルを置きます。
[ホーム]タブの[貼り付け]ボタンをクリックします。
この[貼り付け]ボタンは、絵柄の部分と[▼]の部分との2部構成になっているので、絵柄の方をクリックします。
行を付け足すことができました!
さぁ、これで完成です!
次は、「STEP3:印刷」のページで試し印刷に入っていきましょう。
試し印刷でズレがあった場合の対処法もご紹介していますヨ。
「STEP2 番外編:背景色のある訂正シール」のページからの流れで、背景色のある訂正シールを作っている方も、他の方と同様に、このまま「STEP3:印刷」のページにお進みください。