日付が入力されているセルの中でも、「11月18日」という風に、月・日だけが入力されていて、年は入力されていないように見えるセルがあります。
でもそれは、表面的な「見かけ」で、そう見えているだけ。
実際には、そのセルを選択して数式バーを見てみると、年・月・日の情報が3つ揃って1つのセルの中に収まっていることが分かります。
このように、日付が入力されているセルには、1つのセルの中に、年・月・日の3つの情報が揃って収まっています。
ところがですよ、中にはこんな場合もあるんですよね〜。
年・月・日の情報それぞれが、別々のセルに入力されている場合。
こういう風に入力されていると、Excelさんはこの数字を、「1980年」という日付の一部の「年」としては理解せず、「1980円」とか「1980個」みたいな、「ただの数字」として認識してしまい、このままでは日付に関する計算ができません。
日付に関する計算をするためには、1つのセルの中に年・月・日の情報が収められている必要があるんです。
そこで!
Excelさんが日付の計算などに使えるよう、各セルにバラバラに収められた年・月・日の情報をドッキングして、1つのセルにまとめてくれるのが、今回ご紹介するDATE関数。
設定は、めちゃくちゃ簡単です!
DATE関数の設定
ドッキングした結果を表示させたいセルを選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
表示されたダイアログボックスで、「DATE」を選択します。
(ちなみに、関数を選択するときの便利な方法は、「Excel 関数 基本のキ(まずはここから編)」でご紹介していますので、こちらも見ていただけたら嬉しいです。)
「DATE」を選択後、[OK]ボタンをクリックすると、
DATE関数の引数を設定するダイアログボックスが表示されます。
引数[年]の欄には、「年」の情報が入力されているセルを、[月]の欄には「月」の情報が入力されているセルを、[日]の欄には「日」の情報が入力されているセルを指定すればいいので、
今回の場合には、このような引数の設定になります。
引数を設定したら、[OK]ボタンをクリックすると、
バラバラに収められた年・月・日の情報をドッキングして、1つのセルに「日付」としてまとめて表示させることができました!
DATE関数を入力したセルを選択した状態で数式バーを見ると、DATE関数の数式が確認できます。
この数式は、「A2番地を年として、B2番地を月として、C2番地を日としてドッキングしてね」という数式になっていることが分かります。
「それにしても、この関数って使い道あるの?」と思った方も多いのではないでしょうか?
何を隠そう、昔は私もそう思っていました(笑)。
でも、下記のページをご覧いただくと、一気にDATE関数の実用性を実感していただけると思います!