「Wordで表の作り方!ゼロから表作成マスター講座」では、表の挿入から見栄えを整えるまでの一連の操作をご紹介しています。
特に「STEP 5」では、セルへの色付けや、罫線の種類を変えて、表の見栄えを整える方法をご紹介しています。
でも、色とか罫線の種類を選ぶって、どうしてもセンスが問われてしまいます。
「自分が作るとどうにもダサくて」と、こっそり不安に思っていたとしたら、「表のスタイル」が味方になってくれます!
「表のスタイル」は、セルや罫線の色はもちろん、表のどこにどんな線を引くかまで、一瞬にして整えてくれる、超便利機能です。
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表にスタイルを設定
まずは見栄えを整えたい表の、表全体を選択します。
どうしてもうまく選択できない方は、「表での範囲選択(セル・列・行の範囲選択)」にコツがありますので、是非ご覧ください。
また、今回の表のスタイルという操作は、有無を言わさず表全体に効いてきますので、表全体を選択せずとも、表の中だったらどこでもいいのでクリックして、表のいずれかのセルの中に文字カーソルを入れておくだけでもOKです。
操作したい表の中に文字カーソルを入れておくことで、「この表に対して操作しますよ」という合図になるんです。
表全体を選択、または表内のいずれかのセルの中に文字カーソルを置いたことで、表を操作するための[表ツール]が表示されました。
まずは、スタイルの変化が分かりやすいよう、前準備として表のグリッド線が表示されないようにしておきます。
[表ツール]の[レイアウト]タブ、
[表]グループにある、[グリッド線の表示]ボタンがONになっている方のみ、このボタンをクリックしてOFFにしておきます。
表のグリッド線が表示されないようにした理由は、このページの最後でご説明しています。
前準備が終わったので、早速、表のスタイルを設定していきましょう。
表全体を選択、または表内のいずれかのセルの中に文字カーソルを置いた状態で、
[表ツール]の[デザイン]タブ、[表のスタイル]グループにある一覧から、好みのスタイルをクリックで選択します。
この時、一覧の右端、下部にある、図のボタンをクリックすると、
すべての選択肢が一気に表示されて選びやすいです。
ちなみに、この一覧で表示される色づかいは、その文書に設定されているテーマによって変わってきますので、この図と同じ色づかいになっていなくても大丈夫です。
一覧のうち、Word 2016・2013で[グリッドテーブル]の分類のものは、横線と縦線の両方があるスタイル、
[表(一覧)]の分類のものは、横線のみで、縦線が無いスタイルです。
あっても、先頭の列を区切る縦線があるもののみのスタイルです。
Word 2010では、残念ながら分類分けされていないので、自分で一覧を見ながら、横線と縦線の両方があるスタイルと、横線のみで縦線が無いスタイルを見分けます。
今回は、横線と縦線の両方がある[グリッドテーブル]の分類のもので、先頭行と先頭列のセルの色が濃くなっているデザインを、クリックで選択してみます。
あっという間に選択したとおりのデザインに変わりました!
設定する際に、表全体を選択して設定した方は、表が選択されていると、選択されている部分の色が分かりづらいので、表以外のところをクリックして、表の選択を解除すると、どんなスタイルになったのかが分かりやすいです。
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表スタイルのオプション
設定した表のスタイルは、カスタマイズすることもできます。
まずは、カスタマイズする表全体を選択、または表内のいずれかのセルの中に文字カーソルを置いた状態にします。
もちろんどちらでもいいのですが、選択だと、先ほどのように、微妙な色の変化が分かりづらいので、今回は表内のいずれかのセルの中に文字カーソルを置いた状態にしてみました。
[表ツール]の[デザイン]タブ、
[表スタイルのオプション]グループにあるもののうち、必要なものにチェックを付け、不要なもののチェックは外します。
例えば、[最初の列]のチェックを外せば、
最初の列が、他の列と同じデザインになりますし、
[縞模様(行)]のチェックを外せば、
1行おきの色違いが解除されます。
ちなみに[タイトル行]は、先頭行のことを指しますので、表にタイトル行が無い場合にチェックを外せば、適した見栄えになります。
また、[集計行]は、最終行のことを指し、もし、表の最終行が集計行になっている場合には、チェックを付けることで、より分かりやすい見栄えに変えることができます。
表のスタイルを解除するには
表のスタイルを解除するには、スタイルを解除したい表全体を選択、または表内のいずれかのセルの中に文字カーソルを置いた状態で、[表ツール]の[デザイン]タブ、[表スタイルのオプション]グループの一覧から、
「表(格子)」を選択します。
表のスタイルを解除できました!
解除だからと、一覧にある[クリア]を選択すると、
表の体裁は残るものの、罫線までも消してしまいます。
もちろん、これが悪いというわけではなくて、表の体裁なのに罫線が消えるとビックリしちゃうので、あえて「表(格子)」をおすすめしました。
なぜグリッド線を非表示にしたのか
スタイルの設定時にご説明したとおり、Word 2016・2013では、[表(一覧)]の分類のものは、横線があるだけで、縦線が無いスタイルです。
あっても、先頭の列を区切る縦線があるもののみのスタイルです。
(Word 2010では、残念ながら分類分けされていないので、自分で一覧を見ながら、横線と縦線の両方があるスタイルと、横線のみで縦線が無いスタイルを見分けます。)
「縦線が無い」と言っても、目に見える線がないだけで、表である以上、セルとセルとの分かれ目は存在します。
ただ、目に見える線が無いと、セルとセルとの分かれ目が分からないので、
それを見せてくれるのが、表のグリッド線。
表のグリッド線が表示されていると、まるで縦線があるデザインのように見えてしまうため、今回はグリッド線を非表示にして作業しました。
もちろん、このことが頭に入っていれば、グリッド線を表示したまま作業しても、何の問題もありません。