「セルの書式設定 基本のキ(色編)」の続きです。
今回は下図のような表を、もっと見やすく、キレイにするために、
こんな風に、表の項目にあたる文字の、配置を設定してみます。
ここでも大切なポイントは、やっぱりフォント編、罫線編、色編の時と同じです!
ここに(範囲選択)
コレする(ボタンなどを押して書式設定)
垂直方向での文字の配置
まずはこれからの作業の結果が分かりやすくなるように、4行目の行の高さを高くします。
現在、B4番地からD4番地までに入力されている文字は、セル内で上詰めにあるわけでもなく、下詰めにあるわけでもなく、垂直方向(縦方向)で中央に配置されています。
セル内の、垂直方向(縦方向)での文字の位置を変えるのが、[ホーム]タブ、[配置]グループにある、この3つのボタンです。
今回はB4番地からD4番地までの文字の位置を変えたいので、まずはB4番地からD4番地までを範囲選択します。
[上揃え]をクリックすると、セル内の文字が上詰めになりました!
同じくB4番地からD4番地までが範囲選択された状態のまま、今度は[下揃え]をクリックすると、セル内の文字が下詰めになりました!
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水平方向での文字の配置
今度は水平方向です。
セル内の、水平方向(横方向)での文字の位置を変えるのが、この3つのボタンです。
同じくB4番地からD4番地までが範囲選択された状態で、[右揃え]をクリックすると、各セルの中で文字が右詰めになりました!
【Excel 2010, 2007】
Excel 2010, 2007では、このボタンの名前は[文字列を右に揃える]です。
同じくB4番地からD4番地までが範囲選択された状態で、[中央揃え]をクリックすれば、各セルの中で、文字が水平方向(横方向)で中央に配置されました!
セル内で文字を真ん中に
ここまで見て頂いたとおり、Excelでは、垂直方向(縦方向)での文字の配置はどうするか、水平方向(横方向)での文字の配置はどうするかを、それぞれ別々に設定できるようになっています。
セルの中で文字をど真ん中に配置したいという場合には、[上下中央揃え]ボタンで垂直方向(縦方向)での文字の位置を真ん中にします。
そして更に、先程設定したばかりなので既に中央揃えになっていて、今はボタンをクリックする必要はないですが、[中央揃え]のボタンで水平方向(横方向)での文字の位置を真ん中にする、ということになります。
インデント
今度は、A6からA8番地と、A10からA11番地に作業を行うので、これらのセルを範囲選択します。
[インデントを増やす]をクリックすると、選択したセル内の文字が、先頭が揃ったまま1段階動きます。
【Excel 2010, 2007】 Excel 2010, 2007では、このボタンの名前は[インデント]です。
更にこのボタンをクリックしていくと、クリックの度に、先頭が揃ったまま、1段階ずつ動きます。
今度は[インデントを減らす]をクリックすると、先頭が揃ったまま、先程とは逆方向に1段階動きます。
【Excel 2010, 2007】 Excel 2010, 2007では、このボタンの名前は[インデント解除]です。
[インデントを減らす](インデント解除)をクリックしていき、インデントがかかっていない状態にしてみましょう。
(この作業を飛ばすと、次の動作確認でハマりますので、左の図のように、きちんとインデントがかかっていない状態にします。)
さて、[インデントを増やす]ボタン([インデント]ボタン)は、先頭が揃ったまま、文字が右方向に動くので、[右揃え]とゴッチャになってしまう方がいらっしゃいます。
なので、ちょっと実験してみます。
先程のセルを範囲選択した状態で、[右揃え]ボタンをクリックしてみましょう。
[右揃え]は、各セルの右端に、文字の右端が揃います。
実際にこうして[右揃え]の状態を見てみると、インデントとの違いが分かります。
最後に、キレイに設定し直しましょう。
今は右揃えの状態になってしまっていますので、[左揃え]ボタンで文字を左側に揃えてから、下の図のようにインデントを設定してみます。
【Excel 2010, 2007】 [左揃え]ボタンの名前は[文字列を左に揃える]です。