グラフの作成方法を覚えるには、縦棒グラフと円グラフの作り方を押さえておけば、だいたいのグラフを作れるようになります。
今回はそのうちの縦棒グラフの作り方をご紹介します!
ちなみに、Excel 2007からグラフの作成方法が大きく変わりました。
Excel 2003以前のバージョンからExcel 2007、2010に乗り換えた方も、ぜひご覧ください!
グラフを作りたい場合には、そのグラフの元となるデータをセルに入力しておきます。
今回は左のようなデータを元に、
このような縦棒グラフを作ってみます。
まず、グラフの元となるデータが入力されているセルを範囲選択します。
今回の場合、各担当者の1月〜3月までのデータをグラフ化したいので、範囲選択は左の図のようになります。
グラフの棒となる数値の部分の他に、「1月」「2月」といった月名、「吉田」「高橋」といった担当者名もグラフに表示したいわけですから、表の項目名も含めて範囲選択するわけです。
ただ、ここで1つ疑問が出てきます。
A1番地はグラフに必要なデータの無い、空のセルなので、範囲選択する必要は無いのではないか?という疑問です。
グラフの元となるデータを範囲選択する際のポイントは、「長方形になるよう範囲選択する」こと。
もし、このA1番地を範囲選択しなかったとすると、範囲選択した箇所の形は、左上が欠けた階段状の形となり、長方形にはなりません。
グラフに必要なデータを選択しつつ、しかもその選択した範囲が長方形になるよう範囲選択するためには、A1番地も含めて選択する必要があるわけです。
もし、1月の分はグラフ化したくない、2月と3月分だけグラフにしたいといった場合には、範囲選択はこのようになります。
担当者名の部分と、2月〜3月の部分の、離れた箇所を範囲選択しているわけですが、頭の中でこの離れた箇所をくっつけた様子を想像をすると、やはり1つの長方形になります。
「長方形になるよう範囲選択する」はグラフ作成のポイントです!
グラフに必要なセル範囲を選択したら、[挿入]タブ、[グラフ]グループから作成したいグラフの種類のボタンをクリックします。
今回は縦棒グラフを作りたいので、[縦棒]をクリックすると、更にどんな縦棒グラフがいいのか、詳細な種類が表示されます。
今回は平面的な集合縦棒グラフを作りたいので[集合縦棒]をクリックすると・・・
グラフを作ることができました!
更に、グラフを選択した状態では、グラフを操作するためのタブが自動的に表示されます。
後はこれらを使って、必要に応じてパーツを付け足したりといった変更を加えていきます。
Excel 2003までのバージョンでは、グラフウィザードを使って、必要なパーツをすべて指定してグラフを作っていたので、グラフができた時点である程度の完成形になっていたわけですが、Excel 2007以降では、とりあえずグラフを作り、後から必要なパーツを付け足していく、といったイメージになっています。