DATE関数で月末日を求める 2/2[翌々月の末日は何日?]
- Excel 2013, 2010, 2007
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このページは、前のページからの続きです。
前のページでご紹介したのは、言われてみれば当たり前だけれど、実際に操作するときには「なるほどな」と感じてしまうコレ。
- 「月初」は、必ず「1日(ついたち)」から始まる
- 「1日(ついたち)」の前日は、必ず前の月の末日
というわけで、指定した「月」の末日を表示させるには、まずは「翌月の1日(ついたち)」を求め、そこから更に、その前日を求めるという方法を、前のページででご紹介しました。
このページでは、これを更に活用して、指定した月の、翌々月の末日を表示させてみたいと思います。
基本的な考え方は同じなので、力試しにどうぞ。
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ポイントはやはり、月末日を知りたい月の「翌月の1日(ついたち)」
今度は、A5番地で指定した「年」と、C5番地で指定した「月」の、翌々月の末日がG3番地に表示されるようにしてみます!
何ヶ月後の末日だろうが、「末日を知りたい月の、翌月の1日(ついたち)の前日」という考え方は一緒。
「翌々月の末日」ということは、その次の月である「3ヶ月後の1日(ついたち)の前の日」なわけですから、
C5番地で指定した「月」の「3ヶ月後」ということを念頭に入れた上で、操作を開始していきましょう!
「翌々月の末日」を表示させたいセルを選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
表示されたダイアログボックスで「DATE」を選択し、[OK]ボタンをクリックすると、
DATE関数の引数を指定するダイアログボックスが表示されます。
まずは引数「年」の設定から。
「年」となる数字は、A5番地に入力されているので、引数「年」の欄には「A5」と設定します。
続いて、引数「月」の設定は、C5番地の月の3ヶ月後、つまりC5番地の数字に「3」を足した月としたいわけですから、「C5+3」と設定します。
日は必ず「1日(ついたち)」となってほしいので、引数「日」の欄には「1」と入力します。
すべての引数を設定し終わったので、[OK]ボタンをクリックすると、
末日を知りたい月の、3ヶ月後の1日(ついたち)を求めることができました!
このセルを選択した状態で数式バーを見ると、このセルに設定した数式が確認できます。
この数式で求めた日付の「1日前」を求めればいいわけですから、前のページ同様、数式の最後に「-1」と入力します。
日付の足し算・引き算では「1」は「1日分」のことになるので、「-1」とすることで、「1日分引く」ことができるわけです。
[Enter]キーなどで数式の入力を確定すると、
DATE関数で求めた「3ヶ月後の1日(ついたち)」から、更に「1日分を引いた」日付、つまり知りたい月の末日を求めることができました!
「年」にあたる数字、「月」にあたる数字が、別々のセルに入力されているので、それらの数字をドッキングして日付として認識するよう、使うのはDATE関数。
このDATE関数で求めた日付から、1日分引いてね、という処理をしています。
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うまくいくか確認してみよう!
ここまでの操作で、A5番地で指定した「年」と、C5番地で指定した「月」の月末日を、G1番地に表示させるように、また、翌々月の月末日をG3番地に表示させるようにしました。
他の月でもうまくいくか、確認してみましょう!
C5番地の月を「12」に変更すると、G1番地に表示される日付も、12月の末日に変更されました!
そして、12月の翌々月は年をまたいだ2月になるわけですが、それもG3番地にちゃんと表示されています!
しかも、G3番地に表示されている計算結果は、うるう年の2月の末日にあたるわけですが、ちゃんと正しく29日を末日として表示してくれています!
Excelさんステキ!
単純に「月末日」
今回は、指定した「年」、「指定した」月の、「月末日」を、曜日に関係なく単純に表示しているだけなので、「月末に金融機関の引落しがあって、その日付を表示させたい」といったときには、金融機関は土日・祝日がお休みですから、求めた月末日が土日・祝日だった場合を考慮に入れ、上の図のような注記を入れる感じになると思います。
でも、今回のように単純な「月末日」を表示させるのではなく、「月末が土日・祝日の場合は、翌営業日」というところもキッチリ処理した日付を表示させたい場合には、今回とはまた違った処理となります。
それについては、また別の機会にご紹介したいと思います。
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